2022年6月4日のメルマガの抜粋(広報は外しました)
『脱・強度行動障害』の本がものすごく売れているそうですよ。kindle版も出ました。ますます、皆さんの手元に届きやすくなりますね。きっと執筆者に専門家がたくさんだから、事業所の方がお読みなのだと思います。先日伺ったところも、すぐに「この本欲しい」と言われていました。読んだからといって、スワッと改善はしないかもしれませんが、でも、どこも「行動障害」を減らしていくことが急務なのだと感じます。虐待一つ起こると、その施設の評判にも関わるし、人手不足の加速にも繋がって、運営も大変になっていきます。「適切な手立てができない」というのは、全部につながって負の連鎖になるんですよね。
だからこそ、大事なのは、学齢期ですよ。学校の間に適切な手立てが広まって、生徒さんが身につけて卒後を迎えることがいるんです。それがわかっているので、「山口県教委の冊子」のような動きがあるんですよね。でも、それは、20年前からだったのに、誰が止めていたのか?私は、それを知りたいです。結局、これまでの風潮「上が言うから」「前例に則ってやっていけば」という感じで脈々と流され続けたからなんだと思いますが、つまり自分たちも「加担してきた」ってことなんです。
それを、変えていけるのは、自分たち一人一人なのだと、気づきましょうね。