今日のおめめどう通信を、オープンにします | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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障害支援グッズ&サービスの小さな会社法人 株式会社 おめめどう

自閉症支援は。ポジティブシンキンぐ~~~♪(笑)

今年で、14年目ハル社長の丁寧飯と、居心地の良い暮らし

このブログは、旅グルメとおめめどうへのお便りを主に載せていきます。

今日のおめめどう通信を、オープンにします

 

幼児期の方に、届いてほしいですね

 

始めて、続けて、やめないことです

 

★こんにちは、ハルヤンネです★

 

3歳児のお子さんをお持ちの親御さんから、「幼児期の失敗談とか経験談とかを教えてください」って言われたんですね.もう27年も前のことだから、すっかり忘れたんですけど、全部記録には残っているので、『レイルマン〜自閉症文化の道しるべ』『レイルマン2〜自閉症文化の愉しみ方』『自閉症の息子 ダダくん11の不思議』の本を読んでほしいですと話しました.3冊とも絶版だけど、kindleにはあるので、よかったら。

 

成功するまでは失敗続きだから、失敗談は山ほどあるし、日々の暮らしを丁寧に支援していると経験談はたくさん増えます。だから「これが」とか「どういう」と言われても、わからないんですよ。昨日も、旅割とふるさとクーポンでハラハラでした。でも、これって、支援をしないと、旅行にも行かないでしょう。

 

だから3歳児の親御さんにお話しするのは、休みながら「手立てを覚えること」なんです。「休息と学び」です。じゃないと「まあるい瞳」で子育てできないから。

 

どんなことと言われたら、お子さんにわかる情報を集めるところから。「言って聞かせる子育て」から「見せて伝える子育て」への転換、視覚的なコミュニケーションを始めるんです。それから、家の中の「物理的構造化」ですね。この二つだけでも、なにもしないよりずっと楽になります。

 

あとは、自閉症・発達障害・知的障害(お子さんの持つ障害)の勉強です。その年齢では障害受容はまず無理なので、一通り我が子の障害について嘆き泣いたら、「障害って何かな?(ICF)」や「人権の学び(新聞やネットニュースを読む)」もしていかれたらいいですよ。しんどくならない程度で。

 

そういうの何も知らないで、障害のある子の子育てができるわけではないんです(だって、それまでの自分達の教育で学んできてないからです)。

 

4歳を過ぎると、通常子供たちは「次することがわかって、今を過ごすようになる」んですね。でも、自閉症・発達障害・知的障害の子供たちには、「頭で思い描いて」が難しいので、「見える形で次を知らせる」がいるようになります。それが「スケジュールの始まり」です。

 

家庭以外の園などの暮らしが始まると「カレンダー」で今日は終わったね、明日は@@だねと知らせていきます。それが「カレンダーの始まり」です。「もういくつ寝るとお正月」という童謡はとてもよくできています。カレンダーがわからない子供たちに、お正月までの日数を教えているんですよ 。

 

ルーティンの曖昧だった日々が、 1日が「起きて→・・・→ 寝る」という流れでできていることに「カレンダーとスケジュール」で気づいてもらうのです。

 

私は、自分の幼児期の失敗談や経験談を話すより、そうして「軌道に乗るまでの後押しをしたい」と思ってしまいます。もう終わった過去のことより、未来につながるから。

 

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