2019年1月19日のメルマガ | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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2019年1月19日のメルマガ。基本的な視覚的支援もしないで

 

「成人後、行動障害とともに暮らすには」っていうのが広まっていることに、危惧します

 

「したくない」おたくの気持ちは、どうでもよい

 

★こんにちは、ハルヤンネです★

 

「SNSを読ませていただいています」と言われ「ありがとうございます。キツイでしょ」と笑うと、「いいえ、スッキリします」と言われます。それくらい、この業界では「モゴモゴと誤魔化すことが多い」のかもしれません ね。論争は避ける、辻褄を合わせる、オブラートに包む・・そういうことが多いでしょう。でも、そのことで「当事者(本人)」蚊帳の外ということにもなってしまいがちです。

 

さて、27日の「ささやま市民センターまつり」の掲示資料を作っています。親の会のメンバーが寄せてくれた巻カレやコミュメモに、どんなお子さん(当事者さん)が、どんな状況の時に使ったのかを記して。私はお子さんやご家庭の様子を知っているので、「知的に重くてもこのくらいわかるようになるんだ」「30歳からでも始めはってよかった」「高機能さんでも、詳しく知りたいんだな」とかわかる。

 

よく「うちの子は読めない、書けないから」「うちの利用者さんは成人してるから」「高機能なので、いらないでしょ」とか言われるのですが、、はっきり「違ってますよ」。自分ちだけ(その人だけ)しか知らないから、そう言われるけど、日本には同じくらいの読めない書けないお子さん、成人している人、高機能さんが、実際何千人と使っておられるのです。

 

私はそれを知って欲しいから、SNSやブログなんかで発信をしていますが、きっと「あれはうちの子より軽いだろう」「あれは若い人に違いない」「きっとうちの子みたいに喋らない」という目で見てるおられるだろうと感じます。でもそれは、もう「思い込み」以外の何者でもありません。そう見えちゃうのは、その人(自分)自身に問題があるからなんです。

 

その問題とは、「したくない」という「現状維持」の作用です。人は、変わるときに一番エネルギーがいる。「変わりたくない」からなんです。外からも「そんなのしなくても」がやってくるけど、自分の内から「そこまでしなくても」がムクムク浮かぶ。これに打ち勝つのが大変だから、変われない。

 

それから、障害児者に対する「差別の気持ち」。「こちらの言うことを聞けばいいだけで、本当のことを発信されるとめんどくさい」とどこかで思っている。知的障害・発達障害の分野は「コミュニケーション」を、受信(理解)のコミュニケーションのことばかりを取り上げ、出て当然の発信(表出)のコミュニケーションを重視しないというたいへん歪な形をしている。ほんと「差別の気持ち」が根深いなあと感じます。

 

心当たりがある方は、是非、今一度自分に問い直してみてください。それ「おたくの勝手な思い込み」だから。本人にしてみればいい迷惑です。

 

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