司会をしてくださった土性さんから、前の週の5月30日付丹波新聞のコラムを送ってもらいました。
テキストも一緒に載せておきます。じわっとしちゃいますね。
15周年、本当に、いい会でした。企画してよかったわ
・・・・
心が楽になる言葉たち
5月19日(日)に丹波篠山市にある「(株)おめめどう」さんの15周年記念講演会「丹波篠山で支援の明日を見つめる集い」が開催された。
自閉症や発達障害の方が楽に暮らすための情報発信や支援グッズを開発、販売している会社である。
講演会前日からお祝いの花束が次々と届き、当日には会場の外にまでお花が溢れかえり、会場中が花の良い香りに包まれ、全国から駆け付けた参加者で客席はどんどん埋まっていった。皆、嬉しそうなのが印象的であった。
この日は基調講演として東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑賢龍氏をお迎えしていて、こちらのご講演を楽しみにされている方も多いようだった。
私は中邑氏から「異才発掘プロジェクト~ROCKET」という冊子を名刺代わりにいただいた。その中で「チャレンジする環境に置かれた子どもは、周囲の心配をよそに自分を試す機会に身を投じていく。~略~ 貪欲に好きなことに没頭し始める。周囲の心配や優しさが子どもの可能性を奪っているのかもしれない。」とあった。
私個人の意訳であるが、ご講演の中で心に残った言葉たちがある。
「暗くて静かでもいいじゃない。全員が明るくて素直でいい子じゃなくてもいいじゃない。」「集団行動が苦手でもいいじゃない。」「多様性を認めるってそういうことでしょ?」
いつも自信なさそうにぽつんと立っている、私の中の幼いわたしがこの言葉たちを聞いて、笑顔になった。
わたしはわたしで良かったんだ、って。