先日3歳になったところのお子さんの親御さんが、
「夜中に不安になって眠れなくなるんです」と言われるので、
「まあ、今はそうでしょうけれど、寝た方がいいよ」と言いました。
「何度も何度もやってほしくないことを繰り返すから、つい手を叩いちゃうんです」
「叩くのはやめた方がいい。叩くだけを覚えてしまい、人を叩くようになるよ」と言うと、
「すると、娘が自分で手の甲を叩くようになっちゃって」とお母さん。
「でしょ、そこを叩くもの(そうするもの)と覚えていくの。悪いとか、やらないようにとかそういうのじゃないの。そうするものなだけ。今のうちに親御さんが、身につけてね。叩いたらダメ。叱ってもダメ。今の親子の関係を大事にね。」と話しました。
「叱らないなんてむつかしい」と言われたので、
「叱りそうなものはみんなのけておけばいいよ。叱らなくてよい環境を作るの。それは勉強することやなあ」
叱らないためには、学び(手立てを知るやってみるがいる)と休息(疲れちゃダメなの)。だから、「寝た方がいいよ」と話します。
親御さんは、『ハルの三部作』を買ってくださいました。ありがとうございます。
信じて続けてくれたら、きっと一年後は違う場所に立っておられるでしょう。
この清里の一日のご縁が、お子さんのご家族の暮らしに役に立ちますように
(祈)