夏の冷えにも生姜 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日の「梅雨~夏の冷え予防」 にもちょこっと書いた生姜について、今日はじっくりいきたいと思います。生姜の効能については、今や新聞、雑誌、インターネット、TVでも特集が組まれるほどの人気です。昔から、弱った人の身体にもいいとされてきた生姜。その成分について、いろんなことがわかってきたからなんですね。


生のショウガに含まれる辛味成分をジンゲロールと言います。殺菌作用があり、免疫細胞を増やす作用もありますので、薬味として使われるほか、風邪の引き始めや食あたりにも効用があります。このジンゲロール、酸化しやすいので、使うときに切ったりすりおろしたりするのがよいようです。


ショウガに熱を通すと、ジンゲロールがショウガオールに変わります。ショウガオールには、血管を拡張して、血行をよくする働きがあります。つまり、身体を温めるには、ショウガに熱を通して、ショウガオールを増やすのがいいってことですね。70℃以上あれば、十分効果が得られるそうです。


もっとも手軽にショウガを摂るには、多くのブロガーさんもやってらっしゃるスライスしたショウガの蜂蜜漬け、これが一番ですね。お湯で溶けば、身体を温めてくれます。ソーダで割ってジンジャエール風にしたり、フルーツや肉料理のソースに使ったりすれば、免疫力アップになります。


もっとてっとり早く…という場合には、生姜飴はいかがでしょう。↓これは、最近お気に入りの生姜湯と生姜飴です。茶色い方は、ショウガの含有率が高くて、かなり辛いです。東〇ハンズで買えますよ。


春月の『ちょこっと健康術』-生姜湯  春月の『ちょこっと健康術』-生姜飴


ショウガの辛味成分にはもうひとつ、ジンゲロンがあります。このジンゲロンには、ウコンと同様に、肝臓からの胆汁分泌を促してアルコールの代謝を高める作用があります。したがって、お酒を飲むときに、薬味としてショウガをとっておくと、悪酔いしなくてすむかもしれませんね。


また、ショウガには他にも、鎮静作用、鎮痛作用、鎮吐作用、抗胃潰瘍作用、血小板凝集抑制作用などが認められています。漢方では、昔から、生姜(しょうきょう:生のショウガ)は頭痛、嘔吐、胃寒、腹痛、咳嗽の薬として、乾姜(かんきょう:乾したショウガ)は温中散寒(おんちゅうさんかん:脾胃を温めて寒邪を散じる)薬として、脾胃を強くして、食欲増進をはかるのに使われてきました。


インターネットであれこれ検索してみたところ、生姜を使ったお料理レシピがもっとも充実していたのはここ→生姜レシピ129 でした。全レシピが動画で紹介されています。そして、こんな面白いものも発見してしまいました。生姜部の歌→永谷園生姜部とは 。耳に残ります。


さて、ここで問題がひとつ。生姜が身体にいいことはわかったけれど、「私、生姜嫌いなんですぅ。」という人はどうすればいいか?ということで、冷え予防に、生姜の代わりになるものを探しています。どなたか、ご存知でしたら、ぜひご伝授くださいませ。シナモン、胡椒なんていうのもいいかしらね?


今日もいい1日になりますように。


春月の『ちょこっと健康術』-カラー