『養生訓』 よその土地での飲食(巻三64) | 春月の『ちょこっと健康術』

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人は、他所の土地に行って、水や土が変わると、その水や土になじまず、病いになることがある。そうしたときは、まず豆腐を食べると脾胃がととのいやすい。これは李時珍の『食物本草』の注に書いてある。


中国は広いですから、食材も異なれば、食文化にも違いがあったでしょうから、こうした注意は必要だったのでしょうね。日本は、小国ではありますが、南北に長いので、やはりそれ相応の違いがあります。いずれにせよ、脾胃をととのえるには豆腐がよいとのこと。これは現代にも通じます。


李時珍とその著書『本草綱目』については、『養生訓』の「茶の効用」 をご参照くださいね。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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春月の『ちょこっと健康術』-コスモス


早くもコスモスが。