「脾胃の好む物と嫌う物とを知って、脾胃の好物を食べ、嫌いな物を食べてはならない。脾胃の好物とは、何であろうか。それは、温かいもの、やわらかいもの、よく煮て熟したもの、ねばらないもの、薄味で軽いもの、煮あがったばかりで香りよく熟したもの、清潔なもの、新鮮なもの、香りのよいもの、性(成分)の平らで和やかなもの、五味が偏っていないもの、これらはみな、脾胃の好物であり、脾胃の養分になる。度をすごさないように食べるとよい。」
益軒先生、「好物を少し食べる」 では、そもそも「好物とは脾胃が好きな物」とおっしゃっています。「後天の本」である脾にとってよい物こそが、脾の好物であり、身体にとってもよい物であるはず…という考え方ですね。
こちらでは、具体的に脾胃にとってよいものを述べられています。これに合わせて、脾胃の嫌うものも合わせてアップします。そして、比較表をそちらにつけますね。
『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』
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