こんな時代だからこそ 「もしも世界が100人の村ならば」 | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
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神社・仏閣・教会・記念碑、どこででも、祈りをささげる場所ならば、初詣に限らず、必ずお願いすることがあります。それは、ひとことで言えば、世界の人々の平安。特定の宗教は持たない春月ですが、祈りは普遍と信じます。

8年ほど前にブームになった詩がありました。ご存知の方も多いと思います。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

『もしも世界が100人の村ならば』

もし 現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、
全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。

その村には・・・・
57人のアジア人、
21人のヨーロッパ人、
14人の南北アメリカ人、
8人のアフリカ人がいます。

52人が女性で、
48人が男性です。

70人が有色人種で、
30人が白人。

70人がキリスト教徒以外の人たちで、
30人がキリスト教徒。

89人が異性愛者で、
11人が同性愛者。

6人が全世界の富の59パーセントを所有し
その6人ともがアメリカ国籍。

80人は標準以下の居住環境に住み、
70人は文字が読めません。
50人は栄養失調で苦しみ、
ひとりが瀕死の状態にあり、
ひとりは今、生まれようとしています。
ひとり (そう、たったひとり) は大学の教育を受け、
そして、ひとりだけがコンピューターを所有しています。

もしこのように縮小された全体図からわたしたちの世界を見るなら、
相手をあるがままに受け容れること、
自分と違う人を理解すること、
そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは
火を見るより明らかです。

また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

もしあなたが今朝、目覚めた時、
健康だなと感じることが出来たなら・・・
あなたは今週生き残ることのできないであろう
100万人の人たち
より恵まれています。

もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、
獄門の苦悩、あるいは餓えの悲痛を
一度も経験したことがないのなら・・・・・
世界の5億人の人たちより恵まれています。

もしあなたがしつこく苦しめられることや、
逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに
教会のミサに行くことが出来るなら・・・・
世界の30億の人たちより恵まれています。

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、
頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら・・・・
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福で、

もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、
家のどこかに小銭の入ったいれ物があるなら・・・・・
あなたはこの世界の中で最も裕福な
上位8パーセントのうちの一人です。

もしあなたの両親がともに健在で、
そして二人がまだ一緒なら・・・・・
それはとても稀なこと。

もしこのメッセージを読むことができるなら、
あなたはこの瞬間 2倍の祝福を受けるでしょう。
なぜならあなたのことを思って 
これを伝えている誰かがいて、
その上、あなたは全く文字の読めない
世界中の20億の人々より
ずっと恵まれているからです

昔の人がこういいました。
わが身から出づるものはいずれわが身に戻り来る、と。

お金に執着することなく 
喜んで働きましょう。
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく 
人を愛しましょう。
誰も見ていないかのごとく 
自由に踊りましょう。
誰も聞いていないかのごとく 
のびやかに歌いましょう。
あたかもここが地上の天国であるかのように 
生きていきましょう。

このメッセージを人に伝えてください、
そしてその人の一日を照らしてください。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

原文は英語で、最初に日本語に訳して広めたのは、ソーシャルファシリテーターの中野裕弓さん。私が初めて知ったのは、中野さんからメールを受け取った友人が、中野さんのメールを転送してくれたときでした。それは2001年春のこと。秋にはあの9.11事件がありました。

この訳文は、中野裕弓さんの手によるものです。中野さんの手元にどのようにして届いたのか、中野さんがどういう思いでそれを訳したのか、その後どのようにして日本中に広まったのか、そのいきさつについては中野裕弓さんのホームページ で見ることができます。ぜひ一度ごらんになってくださいね。

前半部分は、The Global Citizen誌5/31/1990に掲載されたDonella Meadowsさんの原稿が原本といわれ、池田香代子さんの再訳でマガジンハウス社から絵本が出版されて、当時100万部を超えるベストセラーとなりました。

100人に対する人数比は多少変化しているでしょうけれど、いまも解決しないまま世界のあちこちで続く争いと貧困、教育の機会を得られない子供たち、昨年急速に悪化した景気の状態をみるとき、こんなときだからこそ、もう一度読み返したいと思いました。

めぐまれているから安心するというのでは決してなく、あるがままの現実を受容し、違いを理解すべく努力し、日常の中で、今自分にできることが何かを考えよう、できることから始めてみようと思うのです。そのひとつが、祈ること。

なお、今回の「100人の村」訳文掲載およびホームページリンクに関しては、中野裕弓さんのご了承をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

長文を最後までお読みいただき感謝します。いい一日を。