はるとよです。
「人間の身体は実によく出来ている」とつくづく思います。
生命の活動はとても精密で正確に循環しています。
不調になった時の対応能力にも優れていて、衝撃や負担を別の弛緩地域で補うのです。
しかしこの緊張状態は、日常生活で長く続けられるものではなく、
耐え切れなくなった時には、病気や怪我となり身体からの危険信号が表面化されるのです。
生命にとって最も良い環境は「緊張と弛緩」が調和している状態なのです。
短い時間の鋭い「緊張」と、長い時間のゆったりとした「弛緩」、
この状態を交互に保つこと。
一日で例えれば、意識活動をしている昼間は緊張のとき。
夜は弛緩のときで、体もゆったりと休息します。
特別な緊張があった時は、体も弛緩を要求します。
その身体の要求を素直に感じ取り、体を横たえて休息という時間を取れれば良いのですが、
今の社会の環境の中では無理なことも多く、身体の信号にも気づかなくなってしまいます。
この状況を改善する方法は
「心身を緩める」
ということ。
方法は幾つもあるものの
その効果は人によって様々過ぎるほど違う。
治療家でもありながら市井の研究者でもありたい私は、
今後もこの題材には力を入れていく所存である。