ブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
ブログの主な登場人物
重度の知的障害を伴う自閉症青年 タツ
私(タツの母)
タツのパパ
タツのお姉ちゃん
昨日のブログで仕事への意識の話を少し書きましたが
前のブログにも書いたような気がしますが、障害の世界って
「これならできる」が即仕事に結びつくというものではないんですね!!
短期的にできても、それを継続しなければならない
そもそもまず人の指示に従うことが出来るのかっていう問題もあるし
仕事って、それでお給料をもらうわけですから完璧に仕上げないといけないんですよね
それが食に関することなら衛生管理を自分でできる子でないと、絶対に無理です
うちの子、料理が好きだから
だけではダメなんです
人様の口に入るものですからね
手を抜いたり、自己流で進めたりしてしまってはだめなんです
タツはお菓子作りが好きですが、いつも一定の味に仕上げないといけません
まず、頻繁にトイレにこもる時点で、タツはお菓子作りの作業場に異動はできないでしょう
それをタツも認識をしないといけません
昔、タツが養護学校時代、実習でさせてもらったシール張りという仕事があります
シールならうちの子、貼れるわと思っても
それを何百枚も貼る作業に、お仕事の間、集中して続けられますか?
貼るといっても、曲がったり、折れたりしてはいけないんです
貼るのは1枚や2枚だけではないんです
タツがさせてもらった仕事は、トレーディングゲームのカードに貼るシールのお仕事でしたが
(そこの会社さん、いつもお仕事を養護学校の実習用に回してくれて、障害を持っている子がやりやすいように、シールを改良してくれていました。ありがたいです)
そのカードを誰かが購入するんだということを、きちんと認識していないといけないんですよね
商品なんですから
だから、ただ、貼ればいいということではないんです
だから、「これならできる」という程度では、お仕事は難しいと言わざるを得ません
きちんとした給料をもらえるのは、A型事業所、障害者雇用、特例子会社、一般就労だとは思いますが
もし、将来、そこを目指されているのであれば、どうすればいいのか
きちんとしたお給料をもらうためには、どうすればいいのかを考えないと
世の中、そんなに甘くはないんですよね
知的に高い子は、こんな簡単な作業はできないとか言い出す子もいるかもしれません
継続する力と安定、それがないとなかなか厳しいと思います
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
自閉っ子、発散アイテム!!
タツもいつも跳んでいます
これもずっと愛用しているバランスボール!!