ブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
重度の知的障害を伴う自閉症の息子の20年の成長記録です。
ここのところ、支援学級、特別支援学校のメリット・デメリットを書いていました
結局、どっちがいいの それは、子供や家族の状況によって様々なので、一概には言えませんが
一つ言えるとすると、子供が自信をもって通える学校がいいということです。
これは療育センター時代に園長先生が言っていた言葉です
どういうことかと言うと
取りあえず支援級に行ってみて、だめそうなら支援学校にする。
別にそれでもいいんですけど、問題は子供に「支援級ではだめだった」という感情を持たせないようにしなければならないということです。
「だめだ」という感情を持って支援学校に行くより、最初から胸をはって支援学校に行く方が情緒が格段に安定するということです
「だめだ」という負の感情は、2、3年は引きずると言っていました
それは凄い分かります
だからこそ、支援級時代、「絶対に成功して終わらせるようにしてください」とお願いしていました
あと、「先生と相性が合わなくて」という人がいました。
確かに相性が合う、合わないはあるとは思いますが、どの学校に行っても言っていました
「うちの子を理解してもらえない」と言い続けていました
ついに居場所を探して、県外に行ってしまいました
先生だって聖人ではない。普通の人間です。
「あなたではだめ」と言われ続けたら、やる気も起きなくなるでしょう
過度な期待を持たず、学校に対して親が何ができるのかを考えた方が、良好な関係を築けて、子供も自信を持って通えるような気がします。
あと、普通級、支援級を希望している人は、学校見学をしたりすると思いますが
一つ言えることは、今の普通級、支援級はだめでも来年は分からないということです
それは今は良くても来年は分からないとも言えますが
学校という場所は1年でガラリと変わります
支援級の雰囲気も先生が変わってしまえばガラリと変わります
「ああ、いいなあ」と思っていた先生が来年度いるとは限らないということですね
子供が一番笑顔で通える場所はどこなのか
普通級、支援級、特別支援学校、どの学校なのか
結局は何を重要視するのか、何を捨てるのか、取捨選択を迫られる感じですが
親が行かせたいところではなく、子供が笑顔で通える場所はどこなのかという視点で考えてみるといいのかなと思います
20年障害児を育てたおばちゃんの主張でした
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
東田直樹君の本は、自閉症児の心の声が分かります。
この本は、学校というところを話し合うのに役に立ちました。
ファンケルは、障害者雇用に力を入れている会社です。
タツは能力的に無理ですが、特例子会社は素晴らしかったです。