2023年9月後半から、体のあちこち(関節とか筋肉とか)が痛くなりました。
 痛みでうつうつとする日々の中、はたと思いついたのが、更年期障害

 

 女性の体で生まれたら誰もが通る更年期ですが、私は今まであまりにも無関心すぎましたアセアセ

 私の更年期の知識は、生理の周期が乱れたり、生理の量が変化したり、ホットフラッシュがあったり、イライラしたり、くよくよしたり、手指の関節が痛くなって変形することがあるらしい、ということくらいタラー

 

 改めて、更年期について調べてみました。

 

 更年期について、日本産婦人科学会のHPの説明が分かりやすかったので、引用させていただきます。

 

「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態を言います。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。

 閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。“

 

 日本人女性では大体45歳から55歳が更年期になりますが、閉経する年齢には個人差があるので、その個人の更年期は閉経してから振り返って、閉経の5年前から更年期に入ったんだと分かるそうです。左矢印ワタクシ、この年代真っ只中でございます照れ

 

 また、採血でFSH(卵胞刺激ホルモン)とエストロゲン(E2:エストラジオール)を調べて、FSHが40以上、E2が20以下になっていれば、閉経していると判断するようです。

 

(画像は『更年期に効く美女ヂカラ(高尾美穂)』からお借りしました。)

 卵巣機能が低下してきて卵巣からのエストロゲン分泌が減ると、脳はもっとエストロゲンを分泌させようとして、FSHをたくさん分泌します。なので更年期にはエストロゲンが減って、FSHが上昇するのです。

 

 更年期にはエストロゲンが低下することで、心身にいろいろな症状が出てきます。その数なんと200種類以上とかびっくり

 

*血管運動神経系症状

 ホットフラッシュ、動悸、息切れ、胸の苦しさ、頭痛、めまい、耳鳴り、冷えなど

*精神神経症状

 不眠、うつ状態、気分の落ち込み、イライラ、物忘れ、集中力の低下、やる気が出ないなど

*運動器系症状

 肩こり、腰痛、関節痛、関節のきしみ、手足の痺れ、手足のこわばり、手指の腫れなど

*消化器系症状

 食欲不振、胃もたれ、便秘、お腹の張りなど

*泌尿器・生殖器系症状

 月経異常、尿もれ、頻尿など

*皮膚・分泌系症状

 皮膚・粘膜の乾燥、口の渇き、目の乾き、白髪・抜け毛、しみ・しわなど

 

 その他にも疲れやすさや倦怠感、太りやすい・痩せにくい、手の震え、喉のつまり感、むくみなど、まだまだたくさんの症状があるようです。

 

 今、私を悩ませているのは関節痛や筋肉痛などの運動器系症状ですが、女性ホルモンと関係なさそうなのに、どうしてこういう症状が出るのか知らずにはいられない理系女子爆  笑調べてみました。エストロゲンの受容体は関節周囲の滑膜や筋肉や腱などにも存在していて、それらの柔軟性を維持する働きをしているそうです。なので更年期にエストロゲンが減少すると、こわばり、痛み、腫れなどの症状が出るそうです。なるほど〜目

 

 更年期症状で仕事にマイナスの影響を受けた状態を「更年期ロス」と呼び、「更年期ロス」の40〜50代女性は推計75.3万人もいて、この年代の46万人が「更年期ロス」で離職を経験しているそうです。これって社会にとっても損失じゃないですか!?今まで頑張ってきた私たち、もっと社会的に労わってもらってもいいのでは!?と鼻息が荒くなる私でした。

 

*同年代の方へお願い*

 更年期にはいろいろな症状が出ることが分かりましたが、リウマチや膠原病、甲状腺の病気、うつ病などでも更年期症状に似た症状が出ることがあり、それらの病気を除外することは必要だと思います。気になる症状があったら、一度は病院で相談して検査をしてもらってください。

 私もやっと11月上旬に採血しました。その時のことは後日投稿しますねウインク

 

参考:『更年期に効く美女ヂカラ(高尾美穂)』

   『更年期前後がラクになる!おうちヨガ入門(高尾美穂)』