前回の続きです。

 

 腹部エコーまでは20分くらい、採血までは1時間以上、待ち時間がありました。さすが中核病院、患者さんが多いアセアセ

 

 全ての検査が終わって結果が出るまでに、また1時間くらいかかりました。今日は検査があるため朝食抜きで病院に行っていたので、検査後に食事を摂るように看護師さんに言われました。院内のコンビニで買ったおにぎりを自分の車の中で食べました。

 緊張のせいでよく味の分からないおにぎりを食べながら、さっき渡されたプリント類を見返します。

 

*IgA腎症 治療の流れ(C病院の場合)

 腎生検(腎臓内科):3泊4日入院

 IgA腎症と診断されたら、耳鼻咽喉科に紹介

 (初診、術前検査で2回は外来受診が必要)

 扁桃摘出術(耳鼻咽喉科):1週間程度の入院

 ステロイドパルス療法(腎臓内科)

    連続入院の場合 最短17日

    短期間入院希望の場合 3日間の入院を3回(間は最低4日空ける)

 以後はステロイドを内服し、外来で減量していき、約1年で内服を終了する。

 

けっこう長期間かかるな…

 

 おにぎりを食べ終え、外来に戻ります。まだ待ち時間があったので、看護師さんから入院申込書を書くように言われ、既往歴や家族歴、家族関係、アレルギーの有無などを聞き取られました。着々と入院に向けて準備が進められていきます。はあ、やっぱり入院か…

 

 やっと診察室に呼ばれ、検査結果の説明を受けました。

 

<検尿>

  潜血(2+) 蛋白(ー) 

  赤血球 1−4/HPF (赤血球形態判定不能)

  U-TP/U-Cr 0.12(基準値:0.0-0.14)

<採血>

  Cr 0.79   eGFR 61.1

  シスタチンC  0.80(基準値:0.54-0.94) 

   eGFRcys 92.1(基準値:90〜)

   IgA 287

   HbA1c 5.1

   その他、血管炎などの項目も調べてありましたが正常でした。

<エコー>

  腎臓結石なし、右の腎臓が左より小さめ

 

検査結果について詳しくはこちら下矢印

 

「今回はCrはぎりぎり正常だけど、2019年に比べたら0.62→0.79で上昇していて、eGFRも81.1→60.6に低下してるね。U-TP/U-Crは全く正常なら0.05くらいだから正常ではないけど、今日は0.5以下で、すぐには腎生検の適応にはならないから、3ヶ月後にまたみてみましょう。」

と言われました。

 今日のエコーで左右の腎臓のサイズ差があったので、腎動脈狭窄がないかをみるため(腎動脈狭窄があると腎臓の大きさに左右差があることがあります)、次回再診時には腎血管のエコーもすることになりました。

 

 その他、脱水は腎機能悪化の原因になるので水分をこまめに摂るように言われました。私は昔から水を飲むのが苦手で(味がしないからアセアセ)、普段から水分摂取量が少ないかも。水分を今よりも摂るようにしないとな。

 また解熱鎮痛剤で腎機能が悪化することがあるので、注意するよう言われました。具体的には

  ○カロナール(アセトアミノフェン)、セレコックス(セレコキシブ)

  △ロキソニン(ロキソプロフェン)

  × ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)

湿布は普通に使っても大丈夫とのことですが、ロコアテープは使わないように言われました。

 

 今日の時点での診断は何らかの「慢性糸球体腎炎」。とりあえずの診断がついたので、ほっとするような、やっぱりかというような何とも言えない気持ちでした。

 ただ、すぐすぐの腎生検は免れてほっとしました。

 

 次回は3か月後の2021年10月に受診予定になりました。