尿潜血を指摘されて、IgA腎症が疑われるまでの経過を書いていきます。

 

 2014年頃から、健康診断や人間ドックで尿潜血(+)を指摘されることが時々ありました。でも、その後の再検査では尿潜血(ー)でした。(尿潜血(+)では健診などでは経過観察となって再検査の指示は出ないことが多いと思いますが、心配性の私は自分で再検査していましたアセアセ

 

 2019年1月、インフルエンザにかかって、約1週間後に人間ドックを受けました。

そこで尿潜血(3+)、尿蛋白(+)を指摘されます(この時、Cr 0.62、eGFR 81.1)。

 感染症にかかった後に血尿が出るのはIgA腎症の特徴そのものですが、当時は自分がIgA腎症だなんて、微塵も思いませんでした。インフルエンザにかかって体調が万全じゃなかったもんな〜くらいに思っていましたアセアセ

 

 でも妊娠中以外で尿蛋白が出たのは初めてだったので、2019年2月、意を決して、当時非常勤で週1回勤務していたW病院で診てもらいました。W病院は個人病院ですが、腎臓内科がメインの病院で、透析もたくさんしています。颯爽としていて、かっこいい女性院長に相談して、採血、検尿、24時間蓄尿検査、腹部エコー、CTを受けることになりました。

 

 腹部エコーは顔なじみの男性検査技師さんにしてもらいましたが、だらけた見苦しいお腹をさらけ出し、エコーでお腹の中まで観察され、全てを見透かされたようで恥ずかしかったですタラー

 私のいらぬ恥じらいをよそに、検査技師さんからさわやかに

「小さい腎臓結石が何個かありますね〜、これが血尿の原因じゃないですか?」

と告げられ、エコー画面をみせてもらいましたが、確かに白く映る4、5mmくらいの石が数個ありました。

➖ええ〜、腎臓結石なんて言われるの初めて〜。紅茶やチョコレートが好きだから、それで石ができちゃったのか?(ほうれん草やコーヒー・紅茶・緑茶、チョコレートなど、シュウ酸を多く含む食品の過剰摂取で結石ができやすいと言われています。)

 

 CTでも同様に両側の腎臓に小さな石が数個ありました。

 

24時間蓄尿の指示が出た時、

➖自宅で24時間蓄尿なんてどうするんだろう?1日分のおしっこをためて、おっきなバケツとかで持っていくのか??

と、1日分の尿が入った大きなバケツを病院に運ぶ自分の姿を想像してしまいましたが、ちゃんと専用の容器があり、それに必要な分だけためるようになっていて、1日分の尿全量を持っていく必要はありませんでした。仕事が休みの日曜日に蓄尿して、月曜日に提出することになりました。

 

 数日後、全ての検査結果がそろってから、院長から説明を受けました。

「再検査では尿蛋白は出ていないし、1日分の尿蛋白量も正常範囲内。腎臓結石があるから、それによる血尿かもね。石は小さいからウロカルン(結石排出促進剤)とかもいらないと思う。でもIgA腎症の可能性も否定はできないから、希望があったらいつでも腎生検するよ〜ルンルン

と言われました。

➖やっぱり石が血尿の原因かあ。まあ原因が分かってよかった。私がIgA腎症!?いやいや、ないでしょう(全く根拠なし)。石が血尿の原因だったら、痛いのは嫌だし、腎生検の希望はないです〜

 

ということで、腎生検は丁重にお断りしました。

毎年の人間ドックで経過をみて、悪くなったら再受診することになりました。

 

<その時の主な検査結果> 

検尿 潜血(3+) 赤血球 30−49/HPF↑

   蛋白(ー)

尿蛋白定量 66(蓄尿検査)(基準値:21−120)

採血 Cr  0.73  

   eGFR 68

   IgA 396(基準値:90−400)

                 →基準値内ですが、IgA腎症の半数が超えるといわれる315mg/dL以上でした。

 

検査結果について詳しくはこちら下矢印

 

 

 その後、腎臓結石に対して、ウロカルンの原料と言われるウラジロガシのお茶を飲んでみることにしました(自己責任です)。ウラジロガシ茶を飲んだ人のレビューでは尿と一緒に石が出てきたとか、砂のようなものが出てきたというのがあったので、私もいつ石が出てくるかワクワクしていましたが、全くそんなことはなく…でも2箱飲み終わった時に、検尿をしてみたら尿潜血(ー)になっていて、石とか砂は出てこなかったけど少しづつ溶けたのかな、やっぱり腎臓結石が血尿の原因だったんだ、よかったとホッとしました。

 

 今振り返ってみると、IgA腎症になっても自然に良くなる人が一定数いるそうなので、私もこの時点ではそうだったのではないかと思います。

 

つづく