どうも、HALURONです。
最近は台風21号、北海道の地震と自然災害が続いているため、次は自分が住んでいる場所かも?と危機意識が高まりますね。
自然災害はコントロールできないので、最低限の衣食住の備えをした後は、何が起こっても最適な判断をできるように自分の状態をベストに保つことを意識して日々を楽しく過ごして行くしかないなと思います。
さて今回はモロッコ旅行♯3の記事です。
♯1.概要
♯2.砂漠の街:アルアイン (トランジット観光の勧め)
♯3.砂漠ツアー (モロッコの観光産業)→本日記事
♯4.都市の成り立ち (旧市街と新市街)
♯5.旅の総括 (価値判断の変化、今後の1人旅)
マラケシュで参加した2泊3日の砂漠ツアーについてのお話です。
(1)ツアー概要
(2)ツアーの価格
(3)ツアー価格の検証
(4)日本へのツアーモデル応用は可能
(5)モロッコの観光産業について→観光客向けのビジネス、観光地の入場料金の値上がり、
(1)ツアー概要
1日目 AM 07:30 に15人乗りのミニバスで2泊3日ツアーでマラケシュ出発、ランチ@アイット・ベン・ハドゥ@ダデスの谷泊
2日目 8時に出発ダデスの谷、トドラ渓谷散策、ベルベル絨毯、17時にMerzougaの街から砂漠へ、@砂漠のテント泊
3日目 6時に起きてラクダでMerzougaの街へ。5人乗りのタクシーでフェズに向かい16時着

モロッコは3000m級のアトラス山脈を挟んで北側のマラケシュやフェズの城壁都市と、南側の砂漠地帯とに大きく分かれている。少しだけ自分で運転してみたいと思わせるほど気持ち良い景色の山道を進む。

世界遺産に認定された日干しレンガ造りの古い要塞化された村のアイット・ベン・ハドゥの遠景。
様々な映画のロケ地として使われ、モロッコで1番美しいと言われている村、今でも4-5家族のベルベル人が住んでいるらしい。

村に入っていく

川を挟んだ反対側の村にはホテルなど観光客向けの施設や、過去にアイット・ベン・ハドゥに住んでいた人が移住している。

長時間のドライブを終え、1日目の宿に到着、渓谷の中にあるホテルで予想以上に快適だった。

世界各国からクライミングを目的に人が訪れるトドラ渓谷

ベルベル絨毯の商談が始まる前に現地女性による実演

そしてお待ちかねの砂漠へ、運悪く出発直前に大雨に降られて一気に気温が下がるが関係なくスタート。
砂漠の日差しがキツイからということで、各自ターバンを購入しそれぞれの巻き方で砂漠を進む。

宿泊予定のテントに到着したのでラクダ達は一休み。
また少しすると砂嵐が吹き荒れてテント内へ避難。

この2泊3日1,000Kmを超えるドライブツアーの価格を概算で検証していきます。
というのも僕は日本円でいうと約14,000円を適正価格だろうと判断したけど、厳しい交渉をした人は10,240円ほどで行けたということなのでどこらへんが旅行者、ツアー会社にとって心地よい金額なのかなということが気になったからです。
(2)ツアー価格
マラケシュ⇄Merzouga往復の場合:80€=10,240円 (大半の人はこちらのツアーを利用)
マラケシュ→Merzouga→フェズへ行く場合:1,100DH=13,970円 (同じ道を通りたくなかったのでこちらを利用)
自分の判断:2泊3日で1,000km以上のドライブ、朝夕2食、2泊分が含まれており、15人のバンでマラケシュ往復で80€、少人数でフェズに行くのならタクシーなど+30€は妥当と判断して即決した。
※為替前提(9/9時点):1€=128円 1DH=11.7円 1$=111円
(3)ツアー価格を概算で検証
結論:概算試算だと▲25,745円の赤字になるが、費用の87%を観光客価格で試算し既に業者の利益が含まれていること、人数増による規模の交渉効果を考慮に入れていないことから仕入の所を精査すると良いビジネスなのではないかと思う。
仕入価格を観光客価格から現地人価格を想定してみる、ローカルレストランの価格水準、一度に大量に作ることを考慮して食事代は1/3、宿泊代は2-3人グループ宿泊、砂漠のテントはベッドが6個置いてあるだけの簡易スペースに詰め込むため原価は半額と想定すると、+40,000円の黒字が出て各関係者に分配されるようなイメージ、旅行会社が集客して各施設に人を流し込んでいる分、配分は大きそう。積上てみると14,000円/1人は割高だが、モロッコに入国した2日目の判断、基準をマラケシュツアーとの差(フェス向けタクシー2,800円/人)に置いていたから当時の判断としては納得。大学生の頃の自分ならメルズーガ→マラケシュの差分を引くべきとロジカルに主張しただろうけど、自分でビジネスをしている身になると色々分かるからわかってても言えなくなった笑
売上:80€×15=1200€=153,600円 費用:179,345円
想定原価:24,905円→燃料費やドライバーの人件費で原価
観光客価格:154,440円→ガイドブックの観光客向け価格から想定
交通費 (44,210=5,265円+20,182円+14,040円+4,723円)
観光客価格・ゲストのピックアップ代:30DH×15人×11.7(円/DH)=5,265円
※観光客がタクシーを使う時の目線だと原価はもっと安い。
想定原価・マラケシュ⇄メルズーガ往復の燃料代:→500Km×2回(往復)/6(Km/l)×10.35(DH/l)×11.7(円/DH)=20,182円
※燃費は大きい車なので概算、燃料費はガソリンスタンド参照
想定原価・ガイド兼ドライバーのガイド代:3,435$/12ヶ月/20日×3稼働日×110(円/$)=4,723円
※英語話せるので平均より高く1人当たりGDPの1.5倍
観光客価格・フェズ行きタクシー1台:300DH×4人×11.7(円/DH)=14,040円
※マラケシュ〜カサブランカ250KMのグランタクシーが150DH/人のため距離で2倍
宿泊代 (114,075円=52,650円+61,425円)
観光客価格:300DH(ハデスの谷)×15人×11.7(円/DH)=52,650円
観光客価格:350DH(砂漠キャンプ、ラクダ、朝夕食含む)×15人×11.7(円/DH)=61,425円
※観光客が宿泊する時のガイドブック記載の目線。
ご飯代 (21,060円=3,510円+17,550円)
観光客価格:朝飯:20DH×15人×11.7(円/DH)=3,510円 (ドリンク+パン+バターetcの簡易的な食事)
観光客価格:夕飯×100DH×15人×11.7(円/DH)=17,550円 (チキンタジン)
※観光客が食事する時の目線。
(4)日本へのツアーモデル応用は可能?
僕がこのツアーを選んだ理由は ①公共交通機関の本数が少ない所に行きたい場所が複数あり、自分で行くと3倍の日数がかかりそうだったこと ②ツアーが毎日出ており利便性が高かったこと ③自分でいく場合よりコスト面でもお得 ④山道、道路の陥没があり自分でレンタカー運転は難しい。
モデル的には日本にも応用可能だとは思うけど、あんまり見た覚えがない。経験的に日本の観光地だと②④を満たすのが難しく、曜日限定で、旅行会社ごとにバラバラの企画であるため、規模の経済が効きにくくコスト高に止まり、個人で行った方がコスト面でお得なイメージ。悪循環で高いからさらに使われていないというイメージ。モロッコだと各宿がツアーの斡旋をしていて、それを複数の旅行会社がまとめて、各15人乗りのバンに満席になるように効率的に振り分けていた。
(5)モロッコの観光産業について
数記事前に・モロッコ:2010年:928万人→2016年:1,033万人で約1.1倍
→ここ6年での伸びは1.1倍と全体のトレンドより増加傾きが緩い
から改善努力をしていないのかと思ったけど、2017年8月刊行のガイドブック情報からは進化している部分が多かった。
特にビジネスとしての進歩が大きいと感じたのは、今回紹介した砂漠のツアー、ガイドブックには砂漠ツアーがタクシー前提の運用なのか1人参加だと7580DH=88,686円、4人参加で1人2,990DH=34,983円となっていたが、現地に出向いてみると基本はバンに15人乗り込む選択肢が主流で一人当たりのコストを抑える運用で観光客が必要とする選択肢ができていた。この前情報もあり1,100DH/1人なら安いなという判断があったこともある。他にも観光地の入場料がガイドブックでは10DHという記載がほとんだったが、記憶している限りでは全ての観光地で70DHを下回ることはなかった。モロッコ人は10DHという場合が多かった。この原資を活用して何十年後かに行った時には博物館の説明に英語を追加、遺跡の保全修理がしっかりできるような体制になると良いね。
長くなってしまいましたがHALURONでした。







