遂に人類は進化した。
…と思う。
何が言いたいかというと、
若者たちの生き方、価値観、突き詰めれば脳が遂に進化した気がするのだ。
先日、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが書いた「ストレス脳」という本を読んだ。
それによると人類の脳は何万年も前から進化していないという。
だが最近、10代から20代の子達を観察するに、
メチャクチャ能力が高いうえに、
既存の世代とは完全に世界線が分かれた気がするのだ。
つまり、旧態依然とした価値観は、
もう完全にオワコンなのである。
生きる次元が違うので、彼らの価値観を理解しないで発する言葉には、
なんの力も影響も及ぼせない。
簡単に言おう。
“今”を知らない年寄頭の先輩諸氏は、
場末の酒場で同輩同士で演劇論で喧嘩でもしていなさいね。
という事だ。
先日も、男装朗読劇という2.5次元舞台以来の発明じゃないかと言われている
（誰も言わないから自分で言っている）公演を開催していたのだが、
その終演後、会場内の誰よりも熱くダメ出しをする先輩たちがチラリホラリ。
もちろん誰がどういおうと、どんな感想を持とうと一向にかまわない。
それどころかガンガン、疑問や意見を語り合って頂けたら超シアワセです。
しかし、以前にもここのブログダメ出しへ駄目だし！ | 『演と音の研究室』 (ameblo.jp)に書いたが、
求められる前からほとばしる先輩のダメ出しは、
聞いてて恥ずかしいから撲滅したい"(-""-)"
しかもさっき言ったように、
進化した人類に、今だシェイクスピアを信奉する原始人が発する言葉は
意味を持たないのだ。
（注：ここでいうシェイクスピアは旧態依然のモチーフであり、あえてシンボリックに使用していますの♡）
更にすごい“お話”も耳にした。
「25歳の男性はあんな風に歩かないわ！そもそも男装である必要性があるの⁉」
には草草草…
そうじゃなかったら、ただの芝居じゃね？
超リアリティだけを肯定しているのか？？
そもそも若い子たちが輝いているのが鼻持ちならないのか？？
困った顔で
「はい…ありがとうございます…」
と返事している出演者の目にはおそらく…
遠い別の銀河の年老いた星の死ぬ間際の超新星爆発のように見えていたのではないかな…
その“お言葉”の主が。
例えばアニメーターを目指す子がいたら、
「だったら必ず、手塚治虫は見た方がいいね」とか、
カメラマンを目指す子がいたら、
「じゃあ、フィルムも勉強しないと。写真はやっぱりフィルムだよ」とか、
役者を目指す子がいたら、
「シェイクスピアをやらないと！古典を知ってなんぼよ！」なんて、
君たちの芽をつぶそうとしてくるからね、気をつけろよ。
君たちの方が優秀な進化した脳なのにさ。
そして最後にこういうのさ、
「色々言っちゃってごめんね！」
「………」
だったら黙ってなさい！
草
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