ある方がこんなことを話してくれました。
「ここ(サロン)に来ると先生と色々話したり自分の心の中にあるものや潜在意識の中にあって気がついて無いものに触れようとするんだけど、それ以外の時、普段日常生活を送ってるとなんとなく私それに触れないようにしている気がするんです。特にネガティブな方。しかもすごく自然にそうしているような気がします」
とても興味深い話です。
私たちは(顕在)意識的に過ごしているときは自分の中にある思い込み(ビリーフ)の影響を受けています。
ポジティブなビリーフ
ネガティブなビリーフ
たくさんのビリーフが私たちの中にはあります。
そしてそのビリーフ、思い込みを変えると、もたらされる現実が変わってきます。
「でもそんなに簡単に考えって変えられないでしょ?」
たまにそんなことを仰る方もいます。
でも、実はそれも「思い込み」なんです。
実は、ビリーフはポジティブなものもネガティブなものも、その思い込みがずっと続くような仕組みになっています。
なのでそんなふうに思い込みやすいのかもしれません。
ですがそのビリーフは、それがあることを認めた瞬間に変わります。
なので特にネガティブなビリーフ側からすると、あることを認められると困るのです。
だって認めたら変わってしまうから。
だから変化しないように、あなたにそのビリーフがあることを気づかせないようにしてる部分があるのです。
冒頭のお話をしてくださった方は、そのことに気がつき初めたのです。
もちろん、変化させないとダメなわけではありません。
これまでともに過ごしたビリーフとこれからも生きていくのも、一つの選択だからだからです。
ただ、
「世間のみんなそうでしょ?」
「誰だってそう」
「現実はこうだから」
「こうあるべき」
こんな言葉が自分から出てくるとき、そしてそこに少し窮屈さやモヤモヤを感じるときは、少し自分の中を見つめてみるといいかもしれません。
それらの考えが「事実」「当たり前」「常識」ではなく、
「私の思い込んでいることなんだな」
そう認める。
ただそう認めるだけでいい。
そうしてみると、なんだか少し軽くなって広い草原を自由に歩き回れそうな、そんな感覚を感じられるかもしれません。