茶の湯における戦国じだい。 | harunohitsuji

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酒井紫羊の陶芸ブログです。

金華山が見えるということは

グランドホテルで裏千家の大会のお手伝いに行ってました。

朝早く起きて、着物を着て、グランドホテルへ。
すでに役員の方々は準備を進めておりました。は、早い!!!
今回は受付およびご来賓のご案内をお手伝いだったので、
特に点てるほうでの緊張は無だったのですが
変な汗をたくさんかきました。

お濃茶席。

お道具。

釜が面白い。

瑞龍寺の和尚様の講演はほとんど落語のようでした。
足るを知るということは、一度どん底まで落ちて
不幸にならないと、知ることができない。
だから、一度不幸になって苦労しなさい。というお話でした。
なるほど、もっと苦労せねば?


J党のN田衆議院議員のごあいさつで
確執があったとされる元首相とお会いすることになり
(郵政解散とかK泉チルドレンとかいろいろありました…)
せっかくおもてなしするのであれば、と
小さなモダンなお茶室で、少人数のお茶会をもようされたのだそう。
「おもしろい趣向だった!」と、たいそう喜んでいただけて
わだかまりもなくなったようす。お茶の力はすごいですねー。
というお話だったのですが。。。

私は、「へうげもの」を好んで読んでいるけれど
戦国時代はお茶室という密室で、会合、密約、和合、牽制
さまざまな政治があったはずであり
戦国時代のお茶の、個人の美意識やプライドが入り混じった
そういう葛藤が好きなんだわい。と
N田議員のお話で、あらためて思ったのです。
なるほど国会議員さんは、現代における戦国武将のようなものかもしれぬ。
と妄想するに至りました。

お土産は、このような美術辞典!わーい。

朝はあんなに憂鬱だったのに、
終わってみると、なんと爽やかなのでせう。


さて、
帰ってから着物セットを片付けて、窯だし、ハマすり、梱包。

ひと山越えました。ぐったり。。。

年始の初釜までは、バイトに奔走します。


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