へうげてみる。 | harunohitsuji

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酒井紫羊の陶芸ブログです。

空の続き。

駅前の広場。
黒い粒々は、全部ムクドリです。
1分おきくらいに、100羽を超える団体さんがひっきりなしに
駅前の街路樹に向かって集まってきます。
ちょっと怖い。

そういえば、もうすぐ中秋の名月ですね。

さて、今日も朝からロクロでした。
昨日挽いたものは、もう削り頃になっていました。

あわてて発泡スチロールに入れ、削りを待ちます。
次の展覧会は「お正月」がテーマです。
このタンブラーは親戚が集まってビールを飲むというコンセプト。
お酒を飲むことしか考えていないヒツジですが
日本酒を飲む片口を作りたいので、いろいろと形を考えています。

ちょっと「へうげ」てみました。
これに口を後付けします。

ゆがめてしまうと高台しか削れないので、
ロクロでうすーくうすーく挽いて
見込みも外側も、挽く段階でコテで整え
3時間ほど乾かしてから、変形させました。
一つ一つ、意外と神経を使ったロクロ。
削らないロクロはやっぱり難しい。
あー疲れたわい。
しかしへうげるにしても、もう少し形を洗練させねば。

自分は磁器をやってますが、硬い磁器の表現は苦手。
ピッチリとした正確さを、だいたい磁器作家は求められるのですが
天邪鬼な性格が災いしてか、柔らかい磁器を作りたいのです。
でも、「ニュルニュル」ではなく、「ゆるゆる」でもなく
「ユル。」くらいの柔らかさが丁度良い気がする。(分かりづらい……?)

一日一大皿。

のばして

たおして。

こっちは柔らかさを出しづらいなあ。。。

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