笠間ツアーその2。 | harunohitsuji

harunohitsuji

酒井紫羊の陶芸ブログです。

ひまつり会場にも、夕暮れが訪れました。

私はsannougamaさんのお店の裏でお茶をいただきながら
のんびり芝生の上で開かれている会議のようなものを垣間見て
会議後、かねてから切望していた
ポンちゃんに会いに行くことに。

ポンちゃんとひよこ達。
去年、私がひそかに名づけたヒヨコちゃんが
蛇に食われてしまったのですが

今年はそんな悲劇も起こらず、震災のさなかに生まれたヒヨコちゃん達は
元気にピヨピヨ育っておりました。
sannougamaさんのお宅で夕ご飯をご馳走になり
奥様にビールをもご馳走になり、
笠間の夜はふけていったのでした。


笠間へ行って思ったことと言えば、
「笠間焼」というジャンル分けの難しさ。
化粧土の仕事がひとつ挙げられるが、それだけでは縛れない。
上絵のものもあるし、練り上げも、焼き締めのものも、織部もあった。
個々の作家の集合体が、笠間という事になるのかな。

ありがたい事に、今回すごーく沢山の作家さんたちと話しました。
ほとんど工芸会の先生方ですが
名刺もたくさん持っていったのに、みんななくなりました。
地震のことも、皆様アッケラカンとしていました。
もちろん、窯の再建からスタートする作家も少なくないけど、
それが現実だと、前を向いていたのが印象的でした。

そして丸一日、ガイドを務めてくれた友人と、
喧々諤々、工芸について語る日でもありました。
どうしても私は、周りの子たちと考えが違う事もあり
イデオロギーのような葛藤のなかで制作しています。
私と同様に、大学卒業してから急に陶芸を始めた若手作家。
似たような境遇の人が、陶芸に対しての意識をどう持っているのか…
意見交換が出来たのは、とても貴重な場でありました。

とにかく夏に向けて、作品作らなくちゃ。
笠間の皆様の優しさを感じた一日でした。(食べ物がどんどん出てくるあたり)
明日は益子ツアーを綴ります。

人気ブログランキングへいつもクリックありがとうございます☆