療育の視点をもって
様々なことに取り組んできました。

うまくいって
今に繋がっていることもあるけれど

うまくいかず
反省や後悔をしていることも
たくさんあります。


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今回は、うまくいった事例“はさみ”



保育園時代。
二歳児クラスの頃。


お迎えにいったら担任の先生が
「今日ははさみでチョッキンしました♪」
「息子くん、興味津々でしたよ!」
「一人ではさみを握って動かすのはちょっと難しそうだったので、いっしょにチョッキンしました!」



へえ~!
そろそろハサミを使うお年頃なんだ~!



息子は両家初孫で
いとこの中でも一番年上。


子育て広場は
多動他害で親子共にストレスになるので
1歳頃から行かなくなっていました。


初めてのものを敬遠しがちな息子にとって
お友達といっしょに
知らなかったことやものに出会う保育園は
とてもとても重要なところでした。
はさみ、缶ぽっくり、お箸などなど
保育園がきっかけになった療育がたくさんあります


私や夫も
乳幼児の発達段階については学んでおらず
保育園での活動は
とてもありがたい目安となりました。




息子が興味をもったものの中から
家庭でも取り組めるものを選んで
そのものとの丁寧なかかわりを設定する。


それが、四つ葉家がやってきた
家庭療育の基本です。






ハサミの場合
保育園で初めて使った数日後
さっそくハサミを購入しました。


買ったのはこちら

危険防止を最優先に考え
初めてのハサミにはこれにしました。


刃はプラスチックなので安全。

軽くてグーパーすれば簡単に動く。

ただ

切れない

大人でもコツを掴まないと
うまく切れません。


息子は興味津々で
切りたくて仕方ないのに、切れない。


確かに動かし方は不器用なんだけど
それだけじゃない。

難しい!!



元々紙しか切れない商品ではあるものの
カレンダーのような少し厚みのある紙は
比較的切りやすいけど
コピー用紙のような薄い紙は
力の入れ具合や挟む位置を微調整して
てこの原理?を使わないと
挟まるだけで切れません。


療育では成功体験を積ませたいのに
これでは息子は自信を無くしてしまう滝汗


切りやすい紙を選んだり
横について持ち方等サポートしたり
しばらく頑張りました。


その甲斐あって
息子はすすんでハサミを使うようになり
使っているとスムーズに動かせるようになり
紙以外のものも切ろうとし始めました。



そこで、家にあった
普通のハサミ(100均)を渡してみたところ
使えないことはないけど
指を入れるところが大きすぎるのと
切れ味がよくないのとで
危険な動かし方になってしまいます。



それでも諦めず
不織布や牛乳パック、ビニールテープ等
いろんなものを切って
自分から工作もどきを始めた息子。



この意欲!!
興味関心!!
大事にせねば!!



ということで、二本目のハサミ。

口コミ等読みあさって選んだのがこちら。


いやー、このハサミね、



最高でしたウインク



私、買い物下手なんですが
これはいい買い物だったと思います!


幼稚園や保育園で使っているものも
きっとこんな感じのものですよね。


刃のあるハサミなのに
使わせていて危なげないというか
無駄な力が必要ないし
手の大きさにあっているし
キャップもついているし




このハサミが届いてから
息子の工作熱はさらに高まりました。



今では工作が砂場遊びを上回り
大好きなトミカと並ぶ
息子の一大ブームとなっています。




Eテレ『なりきり!』に出てきたヤゴ。
ヤゴって下顎が伸びるんです。
ラップの芯の端から見えてるのが
ハサミで切ったスズランテープ。
先に丸めた紙をつけて伸びる下顎を作ってました。