読書報告、今回は、ほぼ感想です。
そしてどうやら、こじらせてます。
タイトル「人を操る」って人聞き悪くない?
kindle Unlimitedの対象外なので、わざわざ買って読んだのですが、正直クリックする前に躊躇しました。
これは読んでいい本なの?
読んだことを公言して大丈夫な本なの?
悪いことをしようとしていると思われない?
これは他人軸? 他人にどう思われるかで自分の行動を抑制しているってこと?
いえ、どう見られるかの前に、わたしのなかの何かが、
こんなタイトルの本を買うの? と、ブレーキを踏んでる。
ブログ(Webライター含む)の勉強のために、いくつかyoutubeチャンネルを視聴しています。
そのいずれかで、先日読書報告した「ドリルを売るなら穴を売れ」 と同じか、たまたま同じころに視聴した動画でおすすめされていた本です。
youtubeだから先生!というのとは違うけれど、参考にさせてもらっているyoutberさんがすすめていた、のだと思うんです。
―誰のどの動画かといったことを覚えていないとか、敬意が足りな過ぎかしら?
ところで「ドリル~」は最初にタイトルを聞いてから、読むまでに10年くらい経ってしまい、読んだあとは、もっと早く読めばよかったと思いました。
おすすめされている本は、せっかくなら早めに読んでおこう。
躊躇に好奇心と向上心が勝ってクリック。
ところで、↑は読み終わってから購入時を振り返って言語化してみたものです。
なんだか、我ながらこじらせていますね。
そう、読み終わってもやっぱりこのタイトルを見ると「あざとい」という言葉を思いだします。
「あざとくてなにが悪いの」という番組ありましたよね?
番組は観ていないので、「あざとい」の言葉の意味から。
weblio (もともとは)こずるいさま、抜け目ない感じのあるさま、やり方があくどい、質の悪い様子
goo「国語辞典」 やり方があくどい、ずうずうしく抜け目がない、小利広である、思慮が浅い、浅はかだ
最近で使われている実感だと、
抜け目なくやろうとしているなぁって、傍目にわかるけど、
ターゲット(対象)には気づかれていない、って感じでしょうか。
ターゲットには気づかれていないけど、傍目(他人が俯瞰で見ると)にはわかる。
その俯瞰で見ている他人の価値観に振り回されてたまるか!っていうのが
「あざとくて何が悪いの?」っていう気持ち?
的外れだったら、ごめんなさい。
ひとの気持ちに寄り添う技術
実際には、↑ひとの心(気持ち)に寄り添う文章を書くべきとのこと。
本書によると、(会話や書き言葉である)文章の力は無限大です。
文章やひとはどんな気持ちになりやすいか。
原則やトリガーの解説があって、比較した例文を読んで実感できます。
伝えたいことをちゃんと言えて、相手はそれを気持ちよく受け取る。
自分の主張も通りやすくなる。
この技術があれば、意図せず自分の文章でひとを嫌な気分にすることもなくなるでしょう。
内容をほんの少し
具体的には、
- 追伸を活用すべし
- 最初はポジティブに明るく
- お礼は具体的に相手が場面を思い出して、嬉しくなるワード※を使う
悪い例:「先日はありがとうございました」
良い例:「先日は高級な〇〇店に連れて行っていただき生まれて初めての経験をさせていただきました」
※嬉しくなるワードは例では「生まれて初めて」ですが、相手の年齢や、自分との関係によって変わってきます。
原則は3つ、ひとが行動を起こすトリガーを7種類。勉強になります。
あざとい?
生まれついてできちゃうひとは尊敬されて、天然は愛される。どっちでもないから勉強して身に着けるしかない!
最初のこじらせの話にもどります。
わざわざ勉強しなくても会話や文章のコツを感覚的に知っているひと、無意識に人の心をつかめる人もいるんだろうなと思います。
逆に、話をする度に周囲をイライラさせているのに、なぜか誰にも嫌われずに愛されてしまう人もいる。
どちらも尊敬されたり、目をかけらえれることが多いような気がする。
才能というか、天に与えられたギフトですねぇ。
やっかみ半分、本当はうらやましい。
そんなギフトを持たずに生まれた凡人だから、勉強してもいいんだ、と開き直ることにします。
悪いことに利用するつもりも予定もないです。
言いたいことをちゃんと伝えて、相手に気持ちよく受け取ってもらえて、行動してもらえる。
そんな技術があるなら勉強しない手はないと思ったのでした。