kindle Unlimited対象です。
8/23に紹介した「俺か、俺以外か。」ローランドという生き方」の印象がよかったので、こちらも読みました。
予備知識のなかった前回と違って、今回は読む前から楽しみでした。その期待を裏切ることなく、癒しも励ましもいただきました。心の引き締まる厳しい言葉も少し。
年齢は関係なく、強い心で成功したひとが、大きな心で力づけてくれるような。
そして途中で、あ、そうだった。このひとは挫折を経験しているんだと思い出しました。どんな努力をしたのかくどくど書いてはいないけれど、頑張ったんだなぁ。いまも頑張っているんだなぁ、というのはわかります。
真似なんかできないけど、もうちょっとだけ頑張ろう!と思える本です。
今回も印税は全額寄付されるそうです。
プロローグから
前作1冊目「俺か、俺以外か」で言葉の力を再認識して、再度本を書くことにした、とのこと。
太陽の寿命は、約100億年と言われている。だが、俺の言葉は永遠に不滅だ。俺の言葉がある限り、世界は永遠に明るい。
世界はともかく、わたしの心は明るくなりました。
目次は名言集‥‥‥前回とおなじく
各章タイトルと、そこから1つずつ紹介します。
ところどころに感想も挟んでいます。
第1章 ローランド流 ポジティブシンキング
8 明けない夜はないと言っている暇があれば、俺は東へ走る。東の空は明るいのだから
「明けない夜はない」これも励ましに使われる言葉ですが、彼はこれを成り行き任せの逃げのセリフみたいで嫌いだ、といって。さらに自身のことを、諦めが悪いから、逆境に負けない、むしろ利用してみせる、と言い切る。
第2章 ローランド流 仕事論
1 『最低』と言われたって構わない。『最低』と『最高』は一文字違い。『平凡』と言われるより、よっぽどマシさ!
想像の斜め上を狙い、奇をてらう発言をすると、滑ってしまうこともあるけれど、成功してお客様の顔が一気に明るくなったことも覚えている、という。
考えて考えて言葉を選ぶ。だから考えすぎて選びすぎて滑ることもあるけれど、相手を喜ばせようと考えすぎる →結果→ 印象に残すことができる。
感想
「最低」と「最高」を一文字違いと表現するなんて! たしかにその通りですけれど。最高を目指した結果、最低とまでいかなくても、空回ってしまったら?とか考えることがバカみたいに思えてきます。
第3章 ローランド流 トップの在り方
5 褒められたいなら、二番手以降でいるべき。99点で責められるのが社長
99点で、なんで1点たりないのかと責められるのが社長で、それでいいという。部下は加点方式で評価されて、トップは減点方式で評価される。苛酷ではあるが、引き換えに大変さを吹き飛ばすほどの幸せを感じる事もある。
ローランド流 ミニマリズム
3 どんな利便性も、美しさには勝てない
たとえばポイントカード、たくさんのポイントカードでごちゃごちゃした財布を見るとストレスのポイントが溜まる。ほぼクレジットカード決済だが、まれに硬貨が発生したら募金箱に入れるか店員さんにプレゼントする。邪魔だと思いながら持つよりもずっと有意義な使い方だ。
感想
いえいえ。硬貨をぜんぶ寄付とか店員さんとか‥‥‥とても無理だけど。別の、お金持ちになるための本にも寄付は大事って書いてあったなぁ。とはいえ、硬貨もほどよくある分には邪魔だと思わないのでこれは大丈夫です。お賽銭とか、近くの八百屋さんや魚屋さんは鮮度もよくて安いし、お気に入りのパン屋さんはお気に入りなんで。
硬貨は別として、邪魔だと思いながら持ち続けている物は手放したいです。最近、この手の本を読むたびに、ちょこちょこ捨てているのに、まだまだある。本を読むたびにそこにあることに気づくんです。
- ものすごく邪魔と感じるものを捨ててすっきりする。
- しばらくすると、前は気にならなかったものを「邪魔かも?」感じはじめる。
- 本を読んで2の気持ちが増大し、1へもどる。
エンドレス!
第5章 ローランド流 デジタルデトックス
「第4章 ローランド流 ミニマリズム」でもすこし触れています。スマホや情報に触れすぎないこと。
5 聞かない耳を持て
絶対にエゴサーチをしないと決めている。10個の好意的なコメントよりもひとつの否定的案意見のほうが記憶に残るから不思議だ、と。否定的な意見を前にすると、無意識に批判されないように無難な言動や接客をするようになり、個性のない人間になっていた自分に気づいたこともある。
直接顔を合わせて、目で見て言われた意見以外は、批判的な言葉も好意的な意見も聞くに値しないと思っている。
第6章 ローランド 俺の生き方
4 続けるコツは、続けること
たとえばマラソンで走り始めてすぐに足が痛くなったら迷わずリタイヤできる。でも40キロ走破したあたりだったら、あと2キロを走り切ろうと思うだろう。継続すれば継続するほど諦めにくくなる。だから継続するコツは継続すること。
最初が一番の頑張りどきだ。
第7章 ポジティブになれるローランド名言集
インタビューなどに答えたローランドさんの言葉を抜き出したもの。20個あります。
エピローグ
プロローグにも感謝の言葉があったけれど、エピローグにも感謝が溢れている。読むだけでもれなく、ありがとうと言ってもらえる。
個人的に今回一番響いた、というか、胸が詰まってしまったのは「自分は、常に自分の味方であれ」の部分でした。失敗してもダメダメでも自分は自分の味方でありたいと思います。
プロローグとエピローグだけでも元気をもらえます
が、せっかくだから本編も読んでもっとたくさん元気をもらいましょう。
写真もたくさんあります。
5章の前には鏡張りの部屋や、持ち物。
7章の前にはいろんなローランドさんの姿
さらにkindle版、巻末の電子版特典の写真はローランドさんの言葉つきです。