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「めんどくさい」を感じる仕組みを理解して、めんどくさいを消す方法

めんどくさいと感じるのは、脳の働きのせい。
そこを理解したうえで、脳にコントロールされるのではなく、自分の脳を利用して「めんどくさい」を消してしまおう。
さまざまな場面で、よくある「めんどくさい」を消す方法が紹介されている。
 

目次

  • 序章 その命令、脳に通じてる?
  • 第1章 脳に通じる命令が、「めんどくさい」を防ぐ
  • 第2章 「めんどくさい」が消える7つのコツ
  • 第3章 仕事の「めんどくさい」
  • 第4章 家事の「めんどくさい」
  • 第5章 健康にまつわる「めんどくさい」
  • 第6章 人間関係の「めんどくさい」
  • 終章 また「めんどう」になってしまったときは
 
序章と第1章の、めんどくさいと感じる脳のはたらきや、その仕組みを突いて「めんどくさい」を防ぐという考え方。
 
第2~5章は「こういうときにはこうすればいい!」とさまざまな場面で具体的な対策の紹介。あてはまるところはピンポイントで役立ちます。
 
第6章、前半は「あのひとがめんどくさいのはなぜなのか?」を解説。
脳の情報処理のタイプが違っているらしい。
後半は情報処理のタイプが違うことを踏まえた具体的な対処法。
 
終章はまとめ。

脳はわからない命令をめんどうと感じる

片付けはめんどう、だけど気になっている

「片付ける」という命令は脳にとって漠然としてわかりにくい。
この状態はストレス。
 
心理的にも片付けるのはめんどうだけど、やるべきなのはわかっている。

目に入ってしまったアレ、

今までは

「めんどう」→無視する。

今回はとりあえず、いきなり片付けるなんて考えずに

「めんどう」→ちょっと触ってみる。

触ると脳が実体を感じる。

今触っているそれを片付けるのは、そんなにめんどうじゃない。

 

食後の洗い物がめんどうなら、とりあえずお皿1枚だけ洗ってみよう、など。
情報や作業を小分けにすると「めんどくさい」が減るらしい。
 

人間関係の「めんどくさい」が「わかりやすい」の違いにあるとは!

第6章はすこし切り口がちがいます。
 
言葉は「めんどくさい」ですが、
「片付けがめんどくさい」と「あのひとはめんどくさい」とは印象がちがう。
でも、これも脳の働きによるものでした。
「あのひとはめんどくさい」と感じるのは、情報処理のタイプが自分とは違っているから。
逆もありで
タイプの違うひとは「わたしをめんどくさいと思っているのが普通」かもしれない。
 
情報処理のタイプは2つ。
同時系(トップダウン型の情報処理)
継次系(ボトムアップ型の情報処理)
 
これをさらに2つずつ分けて、「わかりやすい」は4パターン。
 

同時系 トップダウン型の情報処理

1直観 (結論をバシ! それから詳細を説明)

2置き換え(身近な話に例えた説明)

 

継次系 ボトムアップ型の情報処理

3まとめ(発端から順番に説明)
4法則(法則を示されて、その法則を根拠に説明)
 
1~4の特徴の説明文を読んで、どれが一番わかりやすいかチェックします。
企業研修などで確認すると、人数は4つにほぼ均等に分かれるとのこと。
ほぼ均等!

ここでとても個人的な感想‥‥‥興奮気味です

そして長いです。
 
ひとの脳の情報処理が2系統。
同時系と継次系、
テストの説明文はどれも意味はわかります。ふつうに日本語だし。
けれどわかりやすさというか、読みやすさ、もっと主観的に言うと好ましさが違う。
4つのうち2つ、自分の系統の説明文はすんなり読めるのに、他方の2つの文章は、明らかにストレス。
なのに、わかりやすいと感じる人数は均等に分かれる
 
やばーい。
自分がわかりやすいと思った説明文を、世の中の半数はわかりにくいと思った。ということだ。
 
あら、まあ、そうだったのね?
えーっと、そうだったのね。
 
そしてそれぞれの系統で、説明にもうまい下手があるから、
自分とは違う系統で下手な文章ならストレス増しまし!ってこと。
書くときも、読むときも。

ひとはみんな違うと知っていたけど、知らなかった

ひとそれぞれ、好みが違って当たり前。
好きな色、好きな曲、好きなにおい、好きな食べ物などなど。
理由が説明できることもできないこともある。
わたしが心からおいしいと感じた物も、ひとによっては無理だったりするじゃん。
それは違うということで、悪いことではない。
こういうことは知っている。
 
考え方もそれぞれ、みんなちがうと知っていたのに、
説明のわかりやすさは、巧拙というか
文章や言い方のよいか悪いかだと思っていた、らしい。
わかりにくいのは下手だからだと、
伝わらないのは下手だからだと、
でも違う、かもしれない。
いやタイプがちがっても、技術があってうまければいいんだろうけど、
タイプがちがうと、ハードルが爆上がりするんだってわかった。
 
読むときも、書くときも。
 
発見、発見(^^♪
そんでもって、だから、がんばろ。

少し落ち着いて、読了

いろんな「めんどくさい」は脳のはたらきを理解して、その仕組みを突くことで解消できたり、回避できたり、ごまかせたりできる。
「めんどくさくて」放置していた物を片付けただけで、ちょっと自己肯定感があがる。
でも「めんどくさい」からできない自分を責めることはない。「めんどくさい」と闘うより、消してしまえばいい。消す方法を知ればいい。
終章に「めんどくさい」を消す方法はツールであって、道徳じゃないとある。
これにもほっとする。
 
この読書記録を書きながら思い出した本
男女で考え方や脳がちがうのは知っていたのよ。
これはずっと前に読んだ‥‥‥と思う。
Unlimited対象じゃないけど、kindle版、安いですね。

 

 

この記事をアップした後で美容院でみた健康雑誌に最近の発見として書かれていたこと。

脳の男女の差は小さい。むしろ個人差のほうが大きい、そうです。

そーなの?と美容院で声を発してしまいましたよ(^▽^;)

むしろ