kindle unlimited対象。
2017年出版。少し前のものになりますが、これを読んで情報が古いと思う人はホリエモンのフォロワーか、この本は不要なひとかな。
紹介されている数日分のスケジュールは呆気にとられます。
ホリエモンはこうすればこのくらいは動けるよ、と
みんなもこうすればいいじゃん!と言っていますが………。
自分の好きなこと、ワクワクすることだけをやるための考え方が書かれている。
そしてまず最初は、間違った方向にむかって無駄な努力をするな。ということからはじまります。
目次の大見出し
- 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
- バカ真面目の洗脳を解け
- サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
- 「自分の時間」を取り戻そう
- 自分の分身に働かせる裏技
- 世界最速仕事術
- 最強メンタルの育て方
- 人生に目的なんていらない
見出しを見た段階でこんな揚げ足取りをしたくなりますが、もちろん違います
- 一途はだめ、バカ真面目もだめ。
- いい!と思ったら飛びついて、飽きたら放り出せ。
- 自分の邪魔をする奴を排除して、自分の偽物に仕事をさせればいい
なんていうか、ホリエモンは前提のレベルが違っているので。
ひとつの仕事をコツコツとやる時代は終わった
かつて門外不出だったノウハウはネット検索で簡単に調べられるようになっている。
だから長年の修行など無駄だ。と言い捨てた後に、
ひとつのことに1万時間取り組めば誰でも「100人にひとり」になれる。1日6時間で5年、5年で別の課題に切り替えて3つの分野で100人にひとりになれば、100×100×100、つまり100万人にひとりになれる。
3つの肩書を持てば自分の価値が爆上がりする。というわけです。
むずかしいことを簡単であるかのように、
当たり前のように「1日6時間を5年継続」×3です。
サルのようにハマって、鳩のように飽きよ
この「ハマる」は、ちょっと夢中になる程度ではない。とことんハマって根っこまで掘り下げる。100点満点中の80点をとって、ハマったことを仕事にできるまで!
そして80点までとれるようになった頃に飽きて、次にハマる。この次にも80点とれるまで(人並み以上の知識と経験が身につくところまで)ハマる。
「自分の時間」を取り戻そう
ハマったことを思う存分やるには十分な「自分の時間」が必要だ。
時間は有限だから、自分でやらないことを決める。
ひとに任せる、または外注する。
自分の時間を奪う物事(人も)遠ざけよう。
以上が準備段階で、続きはその準備のあいだに、または準備が整ってからやっていくこと、というふうに続きます。
いってみれば順番に、丁寧なhow to になっているのですが、
これは読めば読むほど、簡単じゃない。
最近、啓発本を読みすぎなので
そろそろ、読んでいるだけの自分は落ち込みそうです。
この本も「はじめに」で
「本を何冊読んでも、現実は1ミリも変わらない。まずは一つでいいから実践してみてほしい」とあって、
やっぱり耳が痛い。
本書ではなく、ずっと以前、堀江さんがどこかで「僕は努力はしていますよ。努力をするのは当たり前。努力するのは前提で………」そのうえでの話、だと言っていました。
その先に何を話していたのかは忘れてしまったけれど、彼は膨大な努力をするのは前提として、その先の話をしているんだ、と衝撃を受けました。
タブレットのなかにはもう一冊ホリエモンの本を落としてあるけど、その前に毛色の違う本をはさもうかな。