ルイ・アームストロングの歌であまりにも有名な名曲

歌詞が深くて、深すぎて正面から取り組むのはちょっと怖い……特に後半、なんだか泣きそうなんだよね


通っているjazzボーカルスクールで今期最初の曲なのです。

久しぶりに歌詞をじっくり読んで、やっぱり感動物です。

以下、わたしの妄想入りの解釈……


緑の木々、赤いバラ、わたしとあなたのために咲き誇る
ほら、すばらしい世界だろう

空は青く、雲は白く
神に祝福された輝く日中と、
神の領域である闇が支配する夜
やっぱり世界はすばらしい

虹の色が空で美しく
行きかう人々の顔だってそれぞれの色で美しい

ひとびとが握手しながら「はじめまして」と言っている
あれは本当は「あなたを愛しますよ」と言っているわけだ

赤ん坊の泣き声がひびく
あの子達の成長を見守ろう
あの子達はわたしがこれから学ぶものとは比べ物にならないくらい
たくさんいろんなことを学ぶのだろう

ほら、すばらしい世界じゃないか



レッスン中、楽譜の音程が記憶にあるメロディーと違っているので、それと発音に注意してうたう初回だというのに、終盤
they'll learn much more than I'll ever know
て、ところでマジ泣きたくなる


能天気な歌詞じゃない。
自身の終わりや限界を見てる。現実の絶望や矛盾を知ってる、なのに希望を見ている。
諦めて、夢見ちゃっているという解釈もあるだろうけど、遠い未来にであっても希望をつないでいる。よいものを信じていると思えてしまうんだ。


数年前は『ボーリング フォー コロンバイン』のエンディングで使われたみたいな捨て鉢なのが現実に合っていると感じたのだが……
今はそれもありだけど、もっと切なく歌いたくなってしまっている。

年をとったかな