秋の旅🍂いつもの友と行ってきました🍁
二人の旅の一番の目的地、大山崎山荘美術館へ
JR山崎駅から、シャトルバスでトンネル前の入口まで。
懐かしい。前回は2006年。
私が大好きなガラス作家船木倭帆展へ
このトンネルから坂道を登ると見えてくる。
美術館へ入り、すぐ作品会場へ。先生のお写真の前は素通りしてしまった。
一部だけ写真可ということで、撮らせていただきました。
前回は、食器を使ってテーブルセッティングなどディスプレイされていて、直にみることができました。
今回の105点の作品は寄贈されたもので、ガラスケースの中での展示でした。
先生の作品をモチーフにしたリーガロイヤル京都オリジナルスイーツ。
お昼からワインといただきながらwww、テラス席でおしゃべり。
友「ねぇ、先生のお写真の前、通り過ぎたよね?」
私「うん、わかった?見るの辛かった。泣きそうになったよ。」
友「だと思った。」
そう、10年前に亡くなられた先生。
今年亡くなった私の父にどことなく似ていらっしゃる。
ケーキを食べながら、先生の最後の作品展に二人で大阪に行ったこと。
大胆にも、パーティーにも出席させていただいて、写真も一緒に撮らせていただいたこと。
個展で購入したガラスの話などetc
友は我が家のガラスをみて、ファンになった一人です❤
この美術館は天王山の中腹にあるそうです。
あの、天王山ですよね?
帰りは駅まで歩いてみた。
お庭の木も少しだけ色づいてまだ暑いけれど、やっと秋の気配🍁
心がとても穏やか・・来てよかった。さあ、京都駅へ。
追記
船木先生の作品との出会い
以前、九州に民芸村がありました。
その時吹きガラスの実演をされていらっしゃった男性。
鋭い眼差し、厳しい表情、なぜだか鳥肌がたった。
作品展示場に行き、一瞬でそのガラスに心奪われた。まだ私は当時二十歳前後だったと思う。
なかでもワイングラスに惹かれ、いつかこんなガラスのある暮らしがしてみたいと思った。
当時、結婚の予定もなく、それよりもお洋服が欲しかったな。
両親の影響もあり陶器が好きで、窯巡りは時々いっしょにしていましたが、ガラスは初めて。
結婚後、娘が生まれ父ともう一度訪れてみた。やっぱり素敵すぎる。
ガラスなのにどうしてこんなにほっこりするんだろう?あたたかい♡
でも当時は余裕はもっとなかった。
しばらくして民芸村が無くなったと聞いた。思い出すのはあのガラス作家さん。
夫の転勤先で、いくつかのガラス工房へ行ってみたが、やっぱり違う。
それから東京に転勤になった。
東京の社宅のそばの公園で同じ年くらいの女性に声をかけられた。
「お子さん何歳ですか?」
「三歳です。」
お互い転勤してきたばかりで、子どもたちの名前も年齢も同じ・・一気に仲良しに。
彼女からお誘いがありお邪魔することに。
お部屋に入ると素敵な家具・・目に飛び込んできたのは、あのガラス・・?
おもいきって聞いてみた。「もしかして、このガラス・・九州の?」
「そう、私一緒にお仕事したことがあってね・・・」
ずっとこの方のガラス探していたことを伝えた。運命の巡り合い?いや奇跡?
それから、先生のお話や展示会のことなど話は尽きず。
当時、日本橋三越で行列ができるほどの作家さんだと知り驚いた。
大きなものは買えなかったけれど、小さな花瓶とか少しずつ十五年以上かけて集めた。
私のようなものでも、先生は名前覚えていて声をかけてくださった。
彼女に「私、少ししか買えないのに、先生私のこと覚えてくださってて嬉しい」と話したら、
「先生はひとつでもゆっくり見て買って帰ってくれる人が好きなんだと思うよ」と。
彼女とのご縁は今も続いてる。
彼女は今、フラワーアレンジメント作家として活躍。すごいなぁ。嬉しい。
これからも応援してるからね。