過剰流動性相場を背景に、コロナ禍にも強い、また所謂afterコロナ、withコロナといったテーマでも合致していた新興市場が牽引役となっていた株式市場ですが、日経平均についても力強い値動きが続いています。(米株も然り)
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日経平均の底値を付けた3月19日を起点とした
日経平均、マザーズ指数、TOPIXの相対チャートです。
※チャートはSBI証券のHyper SBIを使用しています。
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日経平均日足。
6月4日高値22907.92円をつけ、22695.74円で引けています。
コロナ前高値24000円付近目前まで戻しています。
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マザーズ指数
5月20日に年初来高値を更新し、18年11月の水準まで上昇しています。
両指数とも、5日移動平均線をサポートに、ボリンジャーバンド+2σがレジスタンスとなり
力強い上昇が継続しています。
あまりの強さに、「バブル」という言葉が飛び交いながらも
個別銘柄では、強いものはより強く。
また、出遅れ物色の循環も効いています。(個人投資家大活躍)
ここまで強いと、テクニカルな要所要所で売りたくなるのもまた相場。
5月29日時点の日経ダブルインバースは、前週比2119万1179増の
9377万9331株と、過去最高を記録しています。(ダブルインバは日経平均下落で利益を得るETFです)
また、これまで売り越しが続いていた海外投資家の買い戻しが相場を押し上げています。
ニュースフローでは、この海外投資家の買い戻し(ショートカバー)や、新規の買いが相場を押し上げるとみる向きが増えています。(SQやその後の再配当の買いが入るなど)
スピード違反の様な上昇スピードに、まるでチキンレースの様な、
有難い相場だけど、これはいつまで続くんだろうとここまで来た。
ただ、勢いがある時にしっかり乗らなければ。折れるまで。
というのが素直な感想ではないかなと思います。
そうして資金を増やした投資家さんが沢山いらっしゃいます。
また一方で、実生活や実体経済との肌感覚と矛盾したマーケットに乗り遅れたり、売りから入って担がれてしまった方もいらっしゃると思います。
総悲観の時に買って、
総楽観の時に売る。
言うは易し、行うは難し。
では、どこが総悲観や総楽観なのか。
これを見るのは難しいなぁと私も思うところなのですが、
これは色んなデータを多角的に総合判断していくのはもちろんなのですが、
自分自身に掛かるバイアスを調整しながら思考しています。
これは何を考えるについても役に立つと思いますので、今回は2つのバイアス(認知の偏り)を取り上げてシェアしますね。
(え?ここまでが前置き??)
まず1つ目
私たちは見たいものを見るようにできている。
よって、保有ポジションに味方してくれるような内容の記事に目が行き、評価します。
逆に、不利な内容については、頭の中では大きく取り上げられません。
2つ目
自分が目にしているものが、全てそのように感じてしまう。
儲かっている人ばかりを見ていると、みんな儲かっているように見えるし、その逆も然り。
買っている人ばかりを見ていると、みんな買っているように感じるし、逆も同様。
とても視野が狭まっている状況ですね。
ニュースを見るときもも、実生活のいたるところでもベースとして同じことが起こります。
だからこそ、
自分が感じたことや結論付けようとしているものを深堀りして、
何度も自問自答して、
各方面から見方を変えて、
フラットに物事をみることが出来ているのか点検します。
また、
思考にミスがあればすぐに修正できるよう、確定しすぎないようにも気を付けています。
視野や柔軟さを保つために、決めつけない。
※芯や信念とはまた別物です。
さて、こうして書いているうちに、日経平均は22980円の高値を付けていたようです。(現在時刻AM1:58)
外国人の買いでさらに押し上げられるのか、行き過ぎるも相場なのか、
23000円の節目で跳ね返されるのか、
相場を読もうと思っても読み切れるわけではありませんから、後講釈がされていくのでしょうし、
天底をピタリと言い当てることに注力するより
全体相場のシナリオを複数想定して、この値動きなら自分はポジション構成をこうしていこうとか
シュミレーションをしておく方が有益かなと考えます。
では、明日は金曜日。
今日も頑張りましょう!
おーーっと、
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