新型コロナウイルスによる影響は不透明感を増し、
経済活動についても余波が目立ち始め、どの程度のダメージになるのかも未だ見えない状況が続いていますね。
私自身、今年に入り1月2月で3度ほど日本とシンガポールを行き来していて感じたことや
現状についても聞かれたりしますので、こちらでシェアしていきますね。
まず、書き始めとして、現状の感染状況や対策を記そうかと思いましたが、あまりに広範囲で刻々と更新され、キリがないので割愛させていただき、代わりに関連リンクを貼らせていただきます。
WHO(世界保健機関):Novel Coronavirus (COVID-19) Situation
confirmed cases:93,094
米ジョンズ・ホプキンズ大学システム科学工学センター (CSSE):Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
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さて、本題。
新型コロナウイルス発生後の初期では、中華系の多さゆえ発生地である中国に次ぐ感染者数となっていたシンガポール。
しかし、現状を見ると、シンガポールと台湾の封じ込め策は奏功しています。
暮らしている身からすると、
現状では、無駄な外出は控えているけれど、だいぶ落ち着いてきてはいて、
日常生活においては過度な心配は和らいだ印象です。
その理由としては、
早い段階から情報開示が速やか且つ詳細に行われ、
感染者のあぶり出しや予防強化に積極的な姿勢を感じる機会が多かったから
重症化率が高くないことがわかってきたことなど、かなと個人的には感じています。
ではCOVID-19のリアルタイム情報が掲載されており、(WhatsAppも有り)
入退院や死亡者数などの数値データだけでなく、下記抜粋のような詳細データが記載されています。
最新の2例を転載(google翻訳後)-----
症例111
6.症例111は、影響を受けた国や地域への最近の旅行歴はないが、2月18日から2月21日までマレーシアにいた43歳のシンガポール在住の男性です。彼は現在、国立大学病院(NUH)の隔離室に収容されています。
7.彼は2月24日に症状の発症を報告し、同日および2月28日に一般開業医(GP)クリニックで治療を求めました。彼は2月27日にセンカン総合病院で、3月3日にNUHで発表しました。その後のテスト結果により、3月3日午後にCOVID-19感染が確認されました。
8.入院前、彼はほとんどコンパスベール通りの自宅に滞在していました。
事例112
9.ケース112は、影響を受けた国や地域への最近の旅行歴がない62歳の女性シンガポール市民です。彼女は3月4日の朝にCOVID-19に感染していることが確認され、国立感染症センター(NCID)の隔離室に収容されています。彼女は、Creative O Preschoolers 'Bay(31 International Business Park)で非教員として働いています。彼女はケース94 [1]にリンクされています。
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また、
感染者情報が地図上にリアルタイムで更新されるサイトも早い段階で出てきたので、
自分でも感染者が出た地域にはなるべく近づかないなど、可視化とその時に可能な対策が取れたことが多少の安心感に繋がっていた気がします。
この頃はやはり警戒ムードが強く、自宅のジムエリアもガランとしていました。
2月に入り、7日にDORSCON ALERT LEVELSがYellowから1段階引き上げられ、
ORANGEになりました。
さらに1段階上のREDになると、学校は休校、在宅勤務となることから、
香港に次いで、シンガポールでもお水やトイレットペーパー、ティッシュペーパーの買い占め騒動が起きました。
ですが、実際にどこも欠品というわけでもなく、
お水もトイペ・ティッシュもじゃんじゃん在庫が出され、本来、ペーパー類があるはずもない場所(生鮮食品ド真ん中など)など
これでもかと、焦る気もなくすくらいに積み上げるようになるまでに時間はかからなかったと思います。
通販の宅配はしばらく配送のメドが経たなくなったりもしていましたが、
現状では回復しています。
(コロナ発生から、サインを宅配の人が書くようになった。他人に触らせないスタイル)
↑いつかのmyインスタのストーリー
あちこちの消毒の回数も格段に増えました。
駅では片側通行にして、商業施設では出入り口を制限して人員を配備しサーモグラフィーを掛け、
飲食店や、オフィス、コンド(マンション)でも、オデコでピピっと検温してから、
OKマークのシールやリストバンドをしてから入ったりしています。
どこが安全なのかわからない恐怖が大きなストレスになるので、
ここは大丈夫っぽいと思えるだけでもだいぶ違います。
不便だとか面倒だとか、クレームが来そうだとかよりも、
強硬に安全安心の策を講ずる方が当然良いです。
管理に厳しいシンガポールは罰則もガッチリやります。(本気度。。。
2月27日には、新型肺炎に対する各国の予算が一部で報じられていましたね。(元記事)
対策予算額
シンガポール 5000億円
米国 2700億円
台湾 2200億円
日本 153億円
目を疑う数字は、恐らくタイプミスではありません。。。
昨日(3月3日)には、20年度補正予算の検討提言が伝わっていますが、
国の予算は国民を守るためにこそ重点的に使ってほしいと願います。
日本では3月6日から、新型コロナウイルスを検出するPCR検査が保険適用となります。
患者数の把握が進み、様々な数値が見えてくれば、景色も変わってくるはずです。
1日も早く収束しますように。