第5話
「猫は、比べない」
窓辺に座る猫は、
ただ外を見ている。
鳥が飛べば目で追い、
風が揺れれば耳を動かす。
それだけ。
隣の猫と自分を比べたりしない。
「あの子のほうが愛されている」なんて考えない。
昨日の自分とも競争しない。
ただ、今ここにある光に反応している。
⸻
私たちはどうだろう。
誰かの成功。
誰かの幸せ。
誰かの笑顔。
気づけば、
画面の向こうの人生と
自分の人生を並べている。
あの人は順調そうで。
あの人は評価されていて。
あの人は満たされているように見える。
そして、
なぜか少しだけ自分が足りない気がする。
猫は、他人の物語に入らない。
自分の縄張りの中で、
自分のリズムで、
自分の呼吸で生きている。
誰かの速さに合わせない。
誰かの基準で測らない。
だから、穏やかだ。
⸻
私は、誰の人生を生きているのだろう。
本当に欲しいものは何だろう。
比べるたびに、
自分の輪郭がぼやけていないだろうか。
猫は、今日の光だけを見る。
昨日の誰かの輝きも、
明日の誰かの未来も、
気にしない。
⸻
もし今日、
誰かと自分を比べてしまったなら。
ほんの少しだけ視線を戻してみよう。
自分の手の中にあるものへ。
自分の足元の温もりへ。
そこにも、ちゃんと光はある。
猫は今日を生きる。
私はどうだろう。
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