東京。
郊外のと畜場でアルバイトをしながら日本語学校に
通う北京からの留学生・方純は、ホストクラブで
働く仲間の潘小毛といかさまパチンコで儲けた金で
日本料理屋で豪遊、そこで働く中国人少女・アイリンと
知り合う。
日本生まれ中国語が話せない彼女は、上海にいる祖父母を
訪ねるのが夢だった。
ある時、方純は友人の李やアイリンらを誘ってまたいかさま
パチンコを働くが、その不正を元やくざの店員・遠藤に
見つかり、外国人登録証をとりあげられ、翌日までに一〇万円
払うよう要求される。
方純は、潘の紹介で日本女性に体を売るがそれでも足りない。
だが遠藤は金の代わりにアイリンの紹介を乞う。
方純は逆に遠藤にアイリンを与える代わりに玉の出る台を
教えるようしたたかにも要求した。
妻・明代は店員の吉田と浮気をしており、性的不能で
ある遠藤にとってアイリンは唯一の心のよりどころとなっていった。
アイリンはそんな遠藤の陰りある愛情にほだされていくが、方純との
肉体関係も続いていた。
だが遂にそんな関係が遠藤の知れるところとなり・・・・