こんばんは。
フラクタル心理学講師の中村宏美です。
前回のつづきです。
私が精神的にとても辛いと思っていた時期に、
10年以上ぶりに偶然再会した幼なじみ。
チャイルドが欲しがる言葉を毎日のようにくれたのです。
『お前は1人じゃないからな。』
『いつでも連絡しろよ。』
『1人で頑張るなよ。』
『一緒に飯行こう。』
『みんなで一緒に旅行するか?』
このタイミングで、こんなに優しい言葉をくれる人がいるなんて。
…。
…なんだろう。この感じ。
安心?
嬉しい?
いや、なんか違う。
謎の違和感。
感情は確かに動いているのですが、理性脳では
うっすら気づいていたことがあったのです。
フラクタル心理学に偶然や奇跡はありません。
この偶然再会したと思った人は、
私の深層意識の中の依存したい子供脳が現実化させた人だということを。
大人の私が引っ掛かった言葉は、
『1人じゃない』
『一緒に』
『みんなで』
どうしても、このようなワードを発する人に会いたいと思えなかったです。
自分が精神的にとても辛いと分かっていた時期に再会した人。
360度自分。
自分の周りには、
過去の自分か未来の自分しかいない。
この人を未来の自分だとは思えなかったのです。
もっと正確に言うと、
この人に投影している未来の自分の部分が少なすぎたのです。
ちょいちょい、未来の自分も感じるのですが、過去の私の依存的で支配的な部分を大量に投影しているように感じたのです。
幼なじみの彼の人間性をどうこう言っているのではなく、彼の一部に、私の修正すべきチャイルドを投影し過ぎていると思ったのです。
その後、私は一度も会いに行くことはせず、その結果、私は幼なじみの彼から、
『お前とは縁を切る』
と言われ、縁を切られたのでした。
おいおいおい。
1番キツイ時に、いきなり現れてさらにキツイ状況にしてくれたな。
と思ったのですが、
私は、どこかでホッしていたのです。
『お前とは縁を切る』
この言葉も、私が言わせた言葉なのです。
私はあの精神状態で、あれほど優しい言葉をかけてくれる人に、依存しなかった。(正直、ちょっとグラついたけど。)
甘えなかった。
今までとは違う選択肢を選んだ自分にホッとしたんですよね。
と、同時に、幼稚園からの大切な友達に依存しなかった私。
甘えなかった私。
自分の変化を実感させてくれた幼なじみに対して、不思議と感謝の気持ちが湧いたのでした。
もし、いつかまた会える時が来たら、
この言葉を送りたいと思います。
『お前はやっぱりすげー。さすが私の幼なじみだ。』
最後になりましたが、
この話から何をお伝えしたいのかと言いますと、
深層意識の中に大量にある子供脳をコントロールすることで、意識の現実化は可能になります。
時間はかかりますが。
依存的な子供脳を修正せずにいると、支配的で攻撃的な人が現実化します。
フラクタル心理学を腑に落としていくと、
自分の周りの現象を見て、何を減らして、何を増やすべきかが分かるようになります。
その量も分かるようになります。
問題が起きる時は、いきすぎたときです。
やりすぎる前に、方向転換をすることです。
自分の人生のハンドルは自分でにぎりましょう。
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