子供が幼稚園で毎月もらって帰る絵本の中で、ずっと忘れられない本がある。「都会のネズミと田舎のネズミ」という本です。
都会のネズミは田舎に憧れ、田舎のネズミは、都会に憧れていたのですが、ある日、お互いの家に招待することに。都会では、危険な目にあいながらも食べ物を確保しないといけないけど、スリリングかつ素敵な夜景が観れるなど良い点もあり。田舎では退屈で、食べ物もほどほどで質素ではあるけれど、平穏な暮らしができるというメリットがあり。結局、それぞれメリット・デメリットがあるけど、住み慣れた場所が1番しっくり馴染むなぁ、といった自分の居場所の良さを再確認する話です。ざっくりとですが。
私なりに解釈したのは、背伸びしても、自分を偽っても、本質は変わらないということ。幸せは、人それぞれ違うということ。今、自分の置かれた場所に感謝をして、楽しみを見つけた方がいい、ということなのでは、と思っています。
結婚を機に都会ヘ引っ越した友人と田舎に引っ越した私。この絵本と同じだねぇ、と笑って話すのでした。