憧憬の地ブルターニュ。タヒチではないゴーギャンに、珍しかったルドンの風景画。 | 田中晴子のブログ "La vie quotidienne"

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フランスバロック、近代の音楽大好き。近頃バッハも好き。シューベルトも。アンリ・バルダ先生にピアノを習って21年目。音楽まっしぐら、でも寄り道、脱線のカジュアルブログを始めました。田中晴子オフィシャルサイトも宜しく。https://www.harukotanaka.com

さて国立西洋美術館、憧憬の地 ブルターニュ展、どんどん先に進みます。


私が面白いな、と思ったのは、ゴーギャンのブルターニュの Pont·Aven においての風景画が、まとめて見られた事。


ゴーギャンと言うと、どうしてもタヒチでの絵の印象が強烈なので、こんな色使いするのだ…………と、新鮮でした。


以下写真は、憧憬の地ブルターニュ画集より………ちょっと色の感じが違うけれど、ご了承下さいませ。

ゴーギャン ポン·タヴェンの木陰の母と子



素人なので、こちらは、セザンヌと間違えた………💦。

ゴーギャン 画家スレヴィンスキーの肖像


さらに貴重だったのは、オディロン・ルドンの風景画が2点あった事です。


これは、初めて目にしたかもしれない。


ルドンと言うと、先ず思いだすのは幻想的な画風。


ルドンは、印象主義、象徴主義の画家。

パステル画なども多くて、夢、幻想など無意識下の世界を描写…………と言われる画家。


その人の風景画…………ひょっとしたらシュールか………😅。


いやいや、ちゃんと具象の風景画です。


ちょっと画集のページが真っ直ぐにならなくて………すみません💦。


ルドン 薔薇色の岩


でも明らかに、どこか不思議感が漂う。


色の感じ、もう少し薄めです……。


ルドン 風景


この2点、当たり前ですが、本物…………ずっと凄いです。


画集をスマホ撮影の暴挙……ご容赦の程を。


やはり内面と言うものは、何を描いても滲み出るものなのですね。


改めて、実感です。


本当に、興味深い作品を、見せて頂きました。


私の最後の楽しみは、最後の部屋に、藤田嗣治と岡鹿之助が、待っている事………。


今から行くわよ。