背中に出来物があることに気付き、近くの皮膚科を受診して医師から悪性腫瘍と告げられ、すぐに切除手術を受けたものの、転移している可能性が高いとの見立てでした。

 

1月から通っている起業相談でGoサインをもらえ、いよいよ音楽教室の開業届けを出すというタイミングでのことでした。

 

 

 

医師の深刻な表情が繰り返し思い出され、なかなか前向きになれず、思い浮かぶのは最悪なことばかり悲しい

「長女が結婚や出産をする時には力になりたかった」

「息子たちに困ったことが起こっても何もしてあげられないな」

「そもそも来年の末っ子の成人式を見届けられるのだろうか」

 

 

しばらくは眠れず食欲も無く、助けを求めたメンタルクリニックは2ヵ月先まで予約がいっぱい。内科で事情を話し、処方してもらった安定剤で心を保ちました。

 

 

 

 

データに入れっぱなしの写真でアルバムを作らなくちゃ

家族に伝えておきたいことを記さなくちゃ

 

私が死に向き合った時に「しておきたい」と思ったのはそれだけでした。転移があるかもしれない、手遅れかもしれない。恐怖と戦いながら少しずつ作業を進めました。

 

 

 

大学病院でCT検査の結果を聞く日。診察室の前で待ちながら「きっと結果は悪いに違いない」と心臓がバクバクしていました。怖くて逃げだしたい気持ちでした。

ところが診察室に入ると「転移はありませんでしたよ」との言葉。私は心の底から「良かった」と思ったものの、にわかには信じられませんでした。

 

 

 

悪性腫瘍の診断がおりてから5週間の、生きた気がしない毎日から解放されたものの、すぐに「では元通りの生活を」とは心が戻りませんでした。

 

思えば1月に起業を決め、毎日起業のための準備と作業で脳がずっと興奮状態でした。とんとん拍子によい話が舞い込んだこともあり、交感神経優位の日が続き、自律神経も乱れまくっていたと思います。

 

だから8月は「休もう。神様が休みなさいと言っている合図だ。」と休むことを自分に許し、極力休むことにしました。そうして少しずつ体が動くようになり、家事ができるようになり、やる気が出るようになり、元の生活ができるようになりました。

 

 

 

 

 

病気を経て思ったことは、「無理しない」「ストレスを溜めない」「せっかく長らえた命。やりたいことを思いっきりやりたい」ということ。

 

さぁ、延期となっていた音楽教室の開業準備が始まります✨