困っている人の役に立ちたい。
優しくていい人だね、と思われたい。
友だちに喜んでもらえたらうれしい。
長年ずっと、そんなふうに生きてきました。
誰かが喜んでくれると
自分のことのようにうれしくなることは、
共感力の高いHSPの長所です。
でもその一方で優しさを都合よく使われ、
スキルやエネルギー、時間を
奪われることも多い人生でした。
私は元音楽教師なので、
「ボランティアで指導してもらえませんか」
「ついでに伴奏もお願いできたら」
「SNSのBGM、作ってもらえない?」
そんなお願いをよく受けてきました。
若い頃は
“学んできた音楽で役に立ち喜んでもらえるなら”
と引き受けていました。
でも、いわゆる「やりがい搾取」や
テイカーという存在を知ってから、
本来は有償であるはずのことを
善意につけこんで頼むのはおかしいのでは?
と思うようになりました。
パターンはいつも同じで
最初はとても感謝されます。
でも不思議と要求は少しずつエスカレートし、
やがてもっと、もっとと不満まで出てくる。
そうして気づいたら、
わたしの周りはテイカーだらけでした。
テイカーから身を守る方法は「断ること」。
でもそれが、HSPにはいちばん難しいのです。
これ以上奪われたくない。
でも断ることは、それ以上に気が重い![]()
テイカーにスキルも時間も奪われていることに気づき、
私は勇気を出して断ることを決めました。
断った先に待っていたもの、
それは私にとってまさに戦いでした。
次回は、"断ったあとに待っていた“戦い”に
ついて書こうと思います。
