脳卒中で左半球に大きな損傷を受けた脳科学者ジル・ボルト・テイラー博士。

左脳の活動が停止したとき彼女が体験したのは、ワンネスであり、今ここである右脳の世界。

8年にわたるリハビリの間に体験したことを書きしるした『奇跡の脳』。

確かに面白かったけれど、左脳と右脳の役割に、そんなにも違いがある訳は無いと思いました。

 

けれど、ネドじゅんさんを知って、もしかして、左脳と右脳には、まだまだ一般には知られていない機能が、本当にあるのかも⁉︎ と、思えるようになりました。

 

脳って、面白い!

それが、私の、今年のテーマなのかもしれません。

 

 

何度も書いてきましたが、昭和という時代に、おそらく小学校の高学年で、今でいう強迫性障害の症状がではじめた私は、「頭がおかしくなった」ということが恐くて恥ずかしくてたまりませんでした。

 

姉が髄膜炎から精神的なバランスをくずしてしまったときも、母の認知症が進行していったときも、最初はすごく怖かったし、もし過去世があるなら「頭の病」によって辛い思いをたくさんしてきたのかもしれません。

 

強迫性障害は心の病ではなく脳の病だと言われ始めたときは、来るべき時が来たと感じました。

 

でも、ボディワークを受けて自分の体がひどい状態だと初めて気づき、この不快な体と、強迫性障害を含めて自分に起きてきたこととは無関係ではないと確信したとき、脳も体の一部なのだと思えたのです。

 

そして、ポリヴェーガル理論に出会ってからは、腹側迷走神経こそ、エドガー・ケイシーが言っていた恐怖症や不安症に関係している神経に違いないと思い込み、すっかりはまってしまいました。

 

けれど、6年が経って、ようやく、迷走神経も出ている脳を無視し続けては全体が見えないと気づけたようです。

 

 

頭がおかしくなってしまったと感じながらも、それを認めたくないし、出来れば誰にも知られたくないのですから、病院なんて行きたい訳がありません。

強迫症状がもっとも激しかった中学・高校時代を振り返ると、よく乗り切ったとしか言えません。

 

大学受験で症状がピークに達し、保健体育の先生に泣きついたら、すぐ心療内科を紹介してくれて。

一人で通院すると、医者は、「良く受かったね」と、褒めてくれましたが、病名を告げられることもなく、「薬、一応出しておくけど効かないよ」と、言われました。

 

そう、病院に行こうと思えた時点で、確かにピークは越えていたのです。

通院も3回ほどでやめてしまいましたし、あの時の診療も私にとってはベストだったと思っています。

 

それでも、強迫観念が頭から離れず、確認行為を繰り返していた中高時代の自分を、今、街で目にする明るいクリニックのような場所で、頭も、体というネットワークの一部で、その病だけ特別な訳ではないのだということから丁寧に説明してくれる先生に会わせてあげたかったとも思うのです。

 

それだけ、強力なサポートが必要な状態でもあったのです。

 

中高時代の私に、今の自分がしてあげられることは殆ど無いかもしれません。

 

それでも、なぜ、自分は強迫性障害を発症したのか? そして、なぜ良くなったのかを、今生のうちには知りたいと思っています。

 

それが、いつか誰かの役に立つかもしれません。

そして、バランスが崩れないかぎり、不安や恐れが暴走しない仕組みが私達には備わっているとわかったなら、それも素敵だと思うのです。

 

 

またまた、前置きが長くなってしまいました。

 

なぜ、不安や、恐れが暴走してしまうのか?

なぜ、消えているガスコンロを眺めながらも、目で見ていることを信用できないのか?

なぜ、指先が捉えたわずかな感覚から、人の命を奪ってしまうかもしれないトゲがあると思ってしまうのか?

 

今の時点で言われている強迫性障害の人の脳に起きている変化を知りたいと検索すると、実にわかりやすいサイトが出てきました。

 

OCDサポート』。

OCDとは、強迫性障害のことですが、このサイトをご存知ですか?

 

実は、このサイトを運営なさっている方とは、ネットを通して、もう何十年も前に知り合っているのですが、サイトを覗くたびに、その一貫性とわかりやすさに頭が下がり、とっ散らかった自分のサイトと比べて改善に繋がらない反省を繰り返してきました。

 

私も勉強していきたいと思いますが、関心のある方は、ぜひ、下記の『4-1.強迫症と脳』のページをご覧ください。

 

 

 
早朝の鳩森八幡にて
 
 
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