ある日突然、思考が消えて、それからずっとマインドフルネス状態で生きてきたというネドじゅんさん。

 

私は、そんな彼女に強く惹かれ、自分も今生で同じ体験をしてみたいと思ったわけです。

 

でも、左脳と右脳のバランスがとれていて、思考というものに何の問題も感じていないのなら、それはそれで素晴らしいと思います。

 

ネドじゅんさんの著書『左脳さん、右脳さん。』に書かれていることを少し紹介させて頂きますと、

 

 “微生物も植物も動物も、ぜんぶひとつのエネルギーの表れ(P.69)“で、彼女が「意識の焦点さん」と名づけた私たちも、まさにそれで、”生命という巨大な意識体の、指先(P.69)“だというのです。

でも、私たちには、その自覚が欠落していて、

 自分の根っこにあるはずの、おおもとのそれ。それに接続できなくなっているんです。チョキーンと切り離されてしまってます。

 

 そのチョキーンとやったハサミが、思考なんです。

 そしていまもチョキーンを続けているんです!

 わたしたち意識の焦点は皆、左脳さんにつかまって、毎日えんえんと思考の波に乗せられています。このとき、実は、思考とともにチョキーンを繰り返しているんです。(P.70-71)

確かに、自分は“おおもとのエネルギー”の表れだと自覚している人は少ないでしょう。

 

けれど、ずらり並んだ人たちの注目を浴びレジを打っていく人や、実演販売で、並んだお弁当箱に次々おかずを詰めていく人たちを見ていると、必要なときは右脳や左脳を通して“おおもと”からのメッセージが届くことを信頼して、今という瞬間に集中できていることに感動を覚えます。

 

トラウマ体験によって、恐れという過剰なエネルギーを抱え込んでしまったり、自律神経系統に問題が生じてしまうと、ゆだねることが出来なくなり、全て自分で管理しなければいけないという思いに駆られます。

 

そして、失敗への恐れが強い場合、一つ一つの動きの間に、

「間違えたら大変なことになる」

「もしかしてさっき間違えた?」

「どうして私はのろいんだろう」

と、思考がはさまっていきます。

 

こうなると、皆んなのようなスピードは、なかなか出せません。

 

前回の記事で、ネドじゅんさんが、オカンメソッド基礎編2「エレベーターの呼吸」という動画の中で語っている、

自律神経というのは右脳の意識の入り口なんだそうです。

という言葉を紹介しましたが、自律神経にも変化が生じてしまう様なトラウマ体験は、左脳が暴走し”おおもとのエネルギー”と接続出来ない状態を引き起こすことがあるのでしょう。

 

ただ、彼女が、私たち一人一人のことを「意識の焦点さん」と呼んでいるように、何に焦点を当てるかは選択できるのです。

 

自分が思考にとらわれ皆んなのスピードについていけないということに焦点を当て、あると思い込んでいる壁を越えることにチャレンジするのも一つの選択。

 

でも、”おおもとのエネルギー“との繋がりが弱くなってしまうと、自分が向かないことに一生懸命になってしまう場合もあります。

 

強迫観念が頭の中で渦巻く強迫性障害のように、脳のバランスが崩れてしまったとわかる状態はやはり特別で、もしかしたら、ネガティブな思考に悩まされる状態の多くが環境を変えることで改善するのではないかと思ったりもします。

 

仕事を辞める、変える

別れる

担っていた役を降りる

所属している団体を抜ける

 

そんなこと出来ない!

と、いう声が聞こえてきそうですし、それが、誰にとっても、いつも、ベストな選択だと思っている訳ではありません。

 

でも、変えることは出来ないと思い込んではいないか?

それとも、今は、この場所から動くべきではないのか?

頭ではなく、ねどジュンさんが“意識の座”という胸の中央や、お腹に問うてみるのも良いかもしれませんね。


私は、過去を振り返り、思考でいっぱいでチョキーンと切り離された状態でも、ネドじゅんさんが名づけた「大本さん」は私たちを見守り、時にサインを送ってくれていたのだと気づくことが出来ました。

 

 

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