ハートのセンター
第4エネルギーセンターとも言われる胸骨の内側にあるセンター。
主たる内分泌腺は胸腺。
神経叢は、心臓神経叢。
関係する臓器は、心臓・肺。
つながりのある感情は、愛、感謝、信頼など高次の感情。
胸腺は免疫に関する役割を担っていて、乳幼児期には活発に働くけれども、思春期を過ぎると次第に萎縮していき老人ではその大部分が脂肪組織に置き換わる、と、解剖学の授業では教わりました。
教科書には「リンパ性器官のなかで中枢的な臓器」とも書かれていますが、この胸腺も松果体などと同じく、まだ一般に知られていない役割があるのでしょう。
ジョー・ディスペンザ氏の著書『超自然になる』には、
このセンターが
管轄するホルモンは成長ホルモン、オキシトシンの他、胸腺(体の成長、修復、再生をつかさどる)を通じて体内の免疫系を刺激する1400種類に及ぶ大量の化学物質だ。(P.186)
と、書かれています。
でも、
「幸せホルモン」とも言われるオキシトシンは、視床下部で作られ脳下垂体後葉から分泌され、
成長ホルモンは、脳下垂体前葉から分泌される。
そう、ほぼ試験のために覚えた私は、少々混乱しました。
けれど、検索すると、オキシトシンや成長ホルモンと心臓との関係がいろいろ出てくるんですね。
何はともあれ、それぞれのエネルギーセンターが管轄するホルモンや化学物質が、それぞれのセンターの担当する感情を生み出すのであれば、特にオキシトシンというのはふさわしい気がしますね。
下部3つのエネルギーセンターは、サバイバルモードをつかさどり、二極性・対立・競争等に基づき、ネガティブな感情との関係が深い。
けれども、
私たちが意識とエネルギーをサバイバルの自己中心モードから個を超越したモードへと変革する時、それはこの心臓の中で起きる。(P.278)
と、上記の本には書かれています。
二元性を超え高次の意識やエネルギーとつながるセンター。
そして、「統一場」とつながるのもこのセンターだとディスペンザ氏は言っています。
『超自然になる』には、瞑想にて「統一場」につながることの大切さが書かれています。
けれど、私自身は、瞑想をしていて自分を取り囲む世界が変わったと感じることはあっても、「統一場」というものを意識したことはありませんでした。
ですから、これは、私のこれからの課題の一つです。
第4センターが調和している時、人は他者を思いやり、地域や社会にとって何がベストかを主眼として他者と強力しようとする。命に対する純粋な愛を感じる。そして自らを完全無欠と捉え、あるがままの自分自身を愛する。(P.186)
反対に、不安で自信が無く、他者を思いやる余裕もなく、自分も他人も愛せない。
もしかしたら自分のハートセンターには問題があるのかもしれない。
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
精神的にも状況的にも苦しい中、ふと目にした風景などをきっかけに、突然、愛や感謝などといった高次の感情が込み上げてきて圧倒され、その体験をきっかけに自分も環境も変わり始めたという話を時々耳にします。
また、ハートのセンターは心臓や肺の状態、そしてその調整を行う自律神経とも深い関係があり、それらを癒すことでバランスを取り戻すこともあるように思うのです。
次回は、心臓・ハートについて書いていきたいと思います。
◎実は私、あまりにも迷走神経にとらわれ過ぎて、ポリヴェーガル理論の本にもよく出てくる「オキシトシン」についてほぼ流してきてしまったんです。
ネット上で、津田真人先生が、より噛み砕いた本を出版していて、それにオキシトシンと迷走神経について書いてあると教えて下さっている方がいて、早速買ってしまいました。
触れることとホルモン、今まで体験したことを理解していけるような気がしています。
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