当然といえば当然ですが、とても繊細なセッションという場で出会わせて頂いた方々のことや、交わされた会話をここに書くつもりはありません。
けれど、「はるのいざない」をオープンするずっと前から知り合いだったAさんは特別です。
昨年も、「リッキーガッドと関節リウマチとパン屋さん」という記事に登場して頂きました。
そして今日は、クレニオセイクラルセラピーのセッションを受けて下さる度に、繰り返し仰って下さる言葉をシェアさせて頂きます。
上記のブログを書かせて貰った後、いろいろあって半年ほど空いたのですが、再び通って下さるようになって4ヶ月ほど経ちました。
施術の後、Aさんは、以前よりも声を大にして
「頭を触ってもらっていると、いろんな問題もあるし、不完全な自分だけど、それでも良いんだってそのまま受け入れられて、肯定的な気持ちになれるんだ。
きっと、そういう脳内物質が出てくるんだよね⁉︎」
と、仰って下さいます。
でも、それは37年にもわたるAさんと私の関係とも無関係ではないでしょうし、小難しい文章ばかり書いている私は、その言葉を笑いながら流してきました。
けれど、彼が、言ってくれることって、施術者にとって、本当に有難くて嬉しいことなんですよね。
幼いときから身につけてきた価値観や、思い込みに染まった頭には希望が見出せず、深く落ち込んでいるとき、誰かの優しさや、美味しい食事や、目に止まった自然に心が反応し、何処からか希望や元気が湧いてくること、私にもあります。
手は、冷えているときには温め、興奮し熱を発しているときは熱を吸収し落ち着かせます。
そして、頭のエネルギーは特別で、他の部位よりも敏感に、繊細に反応するようにも感じます。
心身の不調は、自分に合う治療法との出会いなどで劇的に改善することもあります。
けれど、反対に、何をやってもダメだと思う場合もあります。
治る、元の自分に戻ると選択することには、何の問題もありません。
でも、その思いに縛られて、そうならなきゃ何も出来ないと思い込んでしまうと、精神的にきつくなってしまうこともあります。
Aさんが仰るように(いろんな問題もあるし、不完全な自分だけど、それでも良いんだってそのまま受け入れる)と、まではいかなくても、治らなきゃ、元に戻らなきゃという縛りが緩み、あれ始めてみようかな、という思いが芽生えたり、気持ちが前向きになったり。
それって、とても大きなことだと思うのです。
少し動いたことで、気がついたら、あれほど振り回されていた症状が気にならなくなっていたということだって、あるのです。
解剖学の知識が必要な小難しいことばかり書いていますが、手当てというエネルギーの交流は、知識では説明出来ない恩恵をもたらすことがあるとも思っています。
追伸:「リッキーガッドと関節リウマチとパン屋さん」の続きですが、現在Aさんは、通院しリウマチの薬を飲まれています。
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