三が日の間に福島の除染土について、少し勉強しました。

マスコミは除染土という言葉に統一しているようですが、SNS等での発信では汚染土という言葉を使っている人が多い。

 

恥ずかしながら、私の場合、この除染土なのか? 汚染土なのか?からのスタートとなりました。

 

除染土というと、何も知らない者は、汚染を除いた土というイメージを持ってしまいますが、環境省の除染情報サイト

ふくしま復興ステーションを見ると、

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染が、人の健康や生活環境に及ぼす影響を速やかに低減するため、放射性物質により汚染された土壌などを取り除く除染が行われたわけですが、この取り除かれた土のことを言っているのですね。

 

つまり、汚れを除いた土ではなく、汚染土と言った方がが正しいように思います。

 

これらは、福島県内の中間貯蔵施設に保存されていますが、ここが最終的な処分場ではなく、

「中間貯蔵開始後 30 年以内に福島県外での最終処分を完了する」と、約束され法律にも記載されているそうです。

中間貯蔵施設への搬入が始まったのが、2015年の3月ですから、2045年には完了ということですね。

 

 

 上記、2022年12月17日の東京新聞の記事に、中間貯蔵施設について書かれていますが、

環境省によると、帰還困難区域以外の地域の除染で発生した汚染土は1400万立方メートルとされ、東京ドーム11杯分という膨大な量と見込まれている。

と、あります。

なかなか想像出来ませんが、かなりの量ですよね。

また、保管している汚染土が含む放射性物質は現状で、保管総量の4分の3で、1キロ当たりの放射性セシウム濃度が8000ベクレル以下となっている。これは通常の焼却、埋め立て処分ができる基準をクリアしており、政府は8000ベクレル以下の汚染土を道路工事などの公共工事で再利用することを計画。だが、汚染土の利用については住民の反対が強く、実用化に向けた取り組みは難航している。環境省は「技術開発や関係者の理解を得る取り組みを続ける」としている。

とも書かれています。

けれど、この8000ベクレル以下が公共工事にも安心して利用出来る数値なのかは、意見がわかれているようです。

 

 

100Bq/kg と 8,000Bq/kg の二つの基準の違いについて                    環境省廃棄物・リサイクル対策部

という文章(作成年月日不明)を見つけましたが、

廃棄物に含まれる放射性セシウムについて、100Bq/kg と 8,000Bq/kg の二つ の基準の違いについて説明します。

ひとことで言えば、100Bq/kg は「廃棄物を安全に再利用できる基準」であり、 8,000Bq/kg は「廃棄物を安全に処理するための基準」です。

と、書かれています。

もともとあった原子炉等規制法に定められていたのは、1キロ当たり100ベクレル以下。

そして、

“原子力発電所の事故に伴って環境に放出された放射性セシウムに汚染された廃棄物について、一般的な処理方法(分別、焼却、埋立処分等)を想定し、 安全に処理するために定めた基準”が8,000Bq/kg 以下、なのです。

昨年 10 月に来日した IAEA のミッションの最終報告書では、「放射性セシウム 8,000Bq/kg 以下のものについて、追加的な措置なく管理型処分場で埋 立てを実施することについて、既存の国際的な方法論と完全に整合性がと れている。」と評価されています。

とも、(参考)にあります。

IAEAは国際原子力機関。

だったら大丈夫だと思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

でも、放射能に汚染されたものは拡散しないのが原則という言葉もしばしば聞きますし、今の私は、新宿御苑における汚染土の実証事業に反対です。

 

もし、感心のある方は、下記ツイートから、昨年末に行われた、環境省との意見交換会の動画をご覧ください。

 

 

 追伸 

 

新宿御苑の桜

 

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