以前にも書きましたが、あるヒーラーに神経症が尾を引いていると話したとき、「治るわよ。エネルギーだから」と言われたことがあります。

 

セッションの残り時間が少ないときにあっさり言われたこちらとしては、そう、簡単に言わないでよと思いました。

 

それでも、今では、彼女が「エネルギー」と言った意味が少しわかるようになりました。

 

 

少し話は飛びますが、たまたま、久しぶりにアレクサンダー・ローエンの著書「バイオエナジェティックス 原理と実践」(菅靖彦・国永史子:訳 春秋社:刊)という本を手にとりました。

 

ローエンは、[心と身体の直接的関係に着目した最初の精神分析医]であるライヒの弟子です。

そして、創始者であるローエンは、バイオエナジェティックスを[心の問題を身体の言語を用いて癒そうとするセラピー]だと言っていたそうです。

 

ボディーワークに夢中になっていった要因の一つに、この本との出会いがあったように思いますが、まさに私の場合も、ライヒが言うように、強い筋肉の緊張の中にエネルギーを封じ込めた状態で長い期間を過ごしてきました。

 

この場合のエネルギーは恐れや不安も含めた抑圧された感情と言って良いのでしょうが、前記の本には、ライヒのセッションにより、ローエン自身の乳幼児期の不快な記憶と感情が生々しく蘇っていった過程も書かれています。

 

私の場合は、ボディーワークを受けはじめる数年前に、仕事での失敗をきっかけに、封じ込めていた感情が一気に噴出してきました。

 

それこそ、踏切のカンカンという音につられて線路に入ってしまうのではと恐くなるほど、エネルギーの勢いは凄まじかったのですが、では、なぜ、これほどまでの感情を溜め込んでしまったのでしょうか。

 

ローエンが、ライヒの最初のセッションで叫び声を上げたその原因は、赤ん坊の時に、泣きやまない自分を見下ろす、苛立った母の怒りの表情だったようですが、そんなことなら、私にだって山ほどあったと思います。

また、ライヒが言うような性的な抑圧だってあると思います。

 

でも、自分の場合は、むしろ、肉体的な要因が大きかったようにも思います。

 

[心臓のリズムが一時的であれ影響をこうむり、脈拍を乱すと、われわれは存在の核そのもので不安を体験する。幼少期にそのような不安を体験した人は、心臓の機能を妨げる危険から心臓を守るため多くの防御を発達させる]と、上記の本にありますが、私の場合も、幼児期、全身麻酔が効かぬまま手術室に運ばれてしまい、酸素マスクで口と鼻を塞がれ、息が止まるという恐怖の中、意識を失った記憶があります。

小学校に入る前だと思いますから、作られた記憶でなければ、心臓にもかなりの負担がかかったと思います。

 

また、ライヒは、神経症の[患者たちが、自分たちの感情を制御するために、息を止め、呼吸を抑制する共通の傾向を持っている]ことに気づき、彼のセッションも、ローエンのセッションも呼吸が大切な要因となりますが、私の場合も例外ではなく、今も気をつけていなければ、ひどく浅くなってしまうことがあります。

ライヒが言うように、呼吸を浅くすることで不安を抑制してきたのだと思います。

でも同時に、前記の窒息体験やらで、呼吸が浅くなってしまったことが、逆に感情を溜め込む原因となったことも考えられなくはありません。

 

なにはともあれ、私の場合、イコールとは言いきれないものの、溜め込み過ぎた感情と神経症の間には関係があったと思っています。

 

胸郭が動く深い呼吸を心がけたり、ボディーワークを受けたり、あるいはDNAアクティベーションを受けたりすると、日常生活の中で、溜め込んだ感情が出ていくために浮上してくることがあります。

 

ですから、ボディーワークやDNAアクティベーションは抑圧したものを見たくないという方にはお勧めできません。

 

でも、コントロールしきれないほどのエネルギーに振り回されて、些細なことでも必要以上に自分自身を責めてしまうなんていうことはありませんか?

 

また、私みたいに、いきなり抑圧した感情が一気に噴出してくるというのも結構、大変なものです。

 

溜め込んだものを手放すのがもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、、私は、手放せば手放すほど、それだけのエネルギーを自分が望むように使えるようになる、そんな気もしています。

 

安心して下さい。

 

もし、過去にパソコンがあったとしても、今ほど、多くの人が感情の手放し方を教えてくれる時代があったとは思えません。

すなわち、今は感情を手放すのにもってこいの時期なのだと思います。

 

今後も感情について書いていきたいと思います。

 

ただ、しんどくても、感情は出ていくために浮上してきたのだということを忘れないで下さい。

 

[]の中は、上記の本から引用させて頂きました。

 

「はるのいざない」のボディーワークは感情の開放を意図しては行っておりません。

でも、、感情が出て行こうとしているのはわかるけど、

一人ではしんどくて、なんていうときにも、是非いらして下さいね。

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