30歳を過ぎてから、長時間、下を向いて事務仕事をしていると首が痛くなることはありました。でも、大したことではなく、他に身体で困ることはありませんでした。
でも、飽くなき探究心を抱く私は、ある時、
ボディーワークというものを受けてみようと決意したのです。
料金が、けして安くはなかったから、
まずは一回受けてみようぐらいの気持ちでした。
だけど、サイキックな能力も持つ女性のボディーワーカーからは、
セッションの後、深刻な顔で、深刻な状態だと告げられました。
左後頭部を指し「ここにエネルギーのブロックがある」と
言われても、何のことだかさっぱりわかりませんでした。
それでも、言われたままの回数を、私は受けることにしました。
高校の時、「肩の間に首が埋もれているよ」と、友達に
言われたことがあったけど、緊張しつづけてきた私の肩にはいつも力が入っていました。
半分以上のセッションを行ってくれた男性ボディーワーカーは、
徹底的に、特に胸から上、両肩周りの筋肉の緊張を解してくれました。
そして、すべてのセッションが終わったとき、それまで、なぜか全く気づいていなかった、自分の身体の不快さや窮屈さに愕然としていたのです。
それから数年後、精神科医であるデイビット・マクミラン氏の講演会に参加して、おもしろい話をききました。
自己催眠状態において、たくさんの人の様々な質問に答えたあのエドガー・ケイシーが、魂や心と肉体をつなげているシステムとして、内分泌腺や神経系統をあげ、恐怖症の人には「魂の脳」といわれる交感神経系統に問題がある場合が多いと言い、マッサージをすすめたりもしたというのです。