えんぴつトピック

民間と技能労務職の給与格差約2.5倍に対し、在職の技能労務職に民間と均衡がとれたものを強く要望。

 

🎤今一般質問登壇🎤

平成30年度の地方財政の見通し・予算編成上の留意事項等において、技能労務職員の給与については、民間の同一又は類似の職種に従事する者との均衡等に留意し、適正な給与制度・運用とすることと総務省が要請しました。

地方公務員法第24条においては「職員の給与は、その職務と責任に応ずるものでなければならない。」とする「職務給の原則」、第2項には「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない。」とする「均衡の原則」があります。

しかし、「平成27年度及び平成28年度の大東市の人事行政の運営等の状況の公表について」によると、民間の類似する職種との年収ベースによる比較において、公務員683万4,194円、民間273万2,900円と平均で約2.5倍という非常に大きな格差が生じています。似たような業務内容にも関わらず官民で格差のある状態を意味します。

大阪維新の会を代表して尋ねますが、法律に則った適正な人事行政、行財政改革を履行する取り組みが必要と考えますが、答弁を求めます。

 

右矢印答弁『本市では、平成12年度の採用を最後に、技能労務職は任用しないと決定しており、退職者不補充の方針のもと、合理化・委託化を進めてまいりました。

これまでに任用された方も順次、定年を迎える段階であることから、現状では、従来どおりの方向で考えてございます。

なお、議員から御指摘のございました年収ベースでの民間との比較でございますが、年齢、雇用条件が大きく異なっておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。』

【再質問】先ほど、年齢など条件が同一ではないと御答弁をいただきました。そうしたことは私もわかってはいるんですけども、その大原則の職務給の原則と均衡の原則、この2つの原則があるわけですけども、これらの原則を考えたときに、この民間と官という差について、どのように捉まえているのかというのをよろしくお願いいたします。

答弁》当然、民間の水準というのは、我々常に意識して、給与の決定をしていかなければいけないとこのことは十分承知をしてございます。

一方、本市では国の人事院勧告というのがございまして、これが一定、いわゆる地方公務員法でうたわれております国あるいは他の地方公共団体、民間の状況、これらを勘案しまして、一定、公務員の給与ベースが示されておるというところでございまして、本市ではこれをベースに、これを基準にしまして、市の職員の給与を決定してるというところでございます。

 

【再質問】人事院勧告に基づいてということでしたけども、先ほども壇上で申し上げましたとおり、総務省の要請では、この2つの原則に基づいてちゃんとやりなさいという要請が来てるわけです。北河内を比較しますと、寝屋川市さん、大東市より大きな市でいいますと、枚方市さん、寝屋川市さん、東大阪市さん、この3つは、最高号給が349,200円、枚方市さんが357,600円で、枚方市さんが一番進んでいるのかな、テーブルも分離しておりますし、国家公務員の行政職(二)を運用しているということでした。

普通に考えたときに、大きな市よりも大東市のほうが最高号給が高いというのは、普通に考えておかしいんじゃないかなと思うんですけど、その辺はどのように考えてますか。

答弁給料表には、国では一般行政職の給料表と、もう一つ、技能労務職の給料表というのがございまして、本来ですと、技能労務職給料表を技能労務職員には適用するのが本来の形であるというふうに認識しております。

そういった意味で、枚方市がいわゆる国の技能労務職給料表を適用しておられるということですから、36万円をちょっと切る、最高の給料月額になってるというところでございます。

ただ、本市といたしましては現在は12名の技能労務職員の数ということになっておりまして、個々の職員の給与を引き下げるというよりも、全体の技能労務職員の職員数を削減してきたと、こういうことで行財政改革を推進してきたというところでございます。

 

【再質問】職員数の抑制と不補充によって対応していくというのはわかるんですけど、私の言ってる趣旨というのは、現職の技能労務職の給料表に対して言っているのであって、それはちょっと回答になってないと思うんですが、その配置転換をしたりだとか、残る12名の方に対して業務委託するとか、そういった代替案というのは考えられてないんでしょうか。

答弁現在、12名おる職員のうちのほとんどが学校の校務員さんということになってございまして、この校務員さんも、他の技能労務職から配置がえをしていただいて、結果、校務員になっている方も多数おるというところでございます。

それと、もう一つ、平均年齢が高うございますので、順次、もう退職の時期を迎えられている職員が多いということもございまして、この時期に任用がえをするということもなかなか難しいのではないかなというふうにも考えてございます。

 

なっ・・・なんと!【要望】ぜひ、在職の技能労務職の方に対して、民間と均衡がとれたものについて検討すべきだということを強く要望いたします。

 

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大東市議会議員 中村はるき
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