10月31日、11日1日、1泊2日の行程で街づくり委員会の視察に行きました。
2日目は新潟県三条市の「デマンド交通」でした。
三条市プロフィール
人口~99,390人(平成29月9月現在)
面積~432.01㎢
新潟県のほぼ中央に位置し、燕市と同じく、ものづくりで栄えたまちで全国でも珍しい高速ICと新幹線が隣接したまちです。
先進事例とされる事由
1日の利用者数が全国的にトップクラスであること
タクシー車両を用いたデマンド交通で一定の成果があったこと
⇒大東市が交通空白地として社会実験を行う東部交通と似ている。
![流れ星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/090.png)
![サーチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
![サーチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
![サーチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
![サーチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
![サーチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/122.png)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/122.png)
社会実験を経て、利便性があり、小回りの利くタクシーを用いたデマンド交通運行に。
タクシーを用いたデマンド交通とは
タクシーと同じように電話で予約し、停留所から停留所まで移送する仕組み。
デマンド交通の新たな課題が表面化
行政負担の増加
サービスはタクシーに近いもの料金はバス並みサービス水準に見合った料金に見直すことで行政負担を軽減する必要
路線バス運賃との逆転現象
適正な料金設定に見直すことで、持続可能な公共交通体系を構築する。
一人乗車割合の高さ
財政負担の軽減のためにもコストの高い一人乗車を少なくする乗合率向上が鍵。
三条市の取り組みの見直し
![カメラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/111.gif)
![右上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/235.gif)
年間予算 約50,000千円(補助金はなし)
ポイント
平日午前7時から午後7時とタクシー利用の多い土日と平日深夜に利用時間を設定しないことでタクシー事業者の理解を得る
タクシー事業者一社に任せるのではなく、複数社に任せることでタクシー事業者の予約システムを活用⇒コスト低減に一役買う
まちづくりツールとして活用する
大東市と違い、高齢者優遇措置はなし
中村はるきの考えと視点
私が注目するのは、今後、世界でも類を見ないスピードで進む人口減少、少子高齢化の中で、財政的制約、行政ニーズの多様化といった局面の中、絶対に赤字になる公共交通事業の財政負担がどれだけ軽減できるのかということ。
これまで私はデマンド交通に関して話し合う交通課題に課題に関する特別委員会を通し、どこまでの赤字までが許容されるのか、受益者負担(利益を受けるものが払うこと)のバランス、PDCAを回すにあたり乗り合い率の目標や、そもそも交通空白地とは何かといった質疑を重ねてきました。
持続可能な公共交通を築くために、将来世代の後年度負担=財政負担の軽減の視点から際限なく公金を投入しないために原則論を定めるべきだといった思いがあったからです。
私が質問したこと
質問)運行管理、実績を基に事業者に払うということだが、内部監査というか会計監査と言うか方式は大丈夫なのか
応答)各事業所が申告した運行実績を応じて負担金を決定しており、月締めの運行日誌を提出させ、根拠としている。信頼関係に基づいて、信頼関係を信じて性善説に立っています。
中村はるきの考えと視点
システムがないままに各社の予約システムに基づいて事業者が運行日誌を作成して市が払うという言うなりに払うということですが、
これは大東市では一地域に全体の公金を投入して行う事業であるので、適正な公金を投入しているか監査できる仕組みは整える必要があると思います。
質問)東大のデマンドシステムを社会実験で使用したとのことだが、どんな検証結果が出たのか
応答)実は検証は行っていない。
質問)実は昨年に御市に来ました。その時は「健幸マイレージ制度」だった。部署を超えて取り組んでいる姿勢に凄いなと思ったが、まちづくりの観点からその制度との連携は考えられないのか
応答)外出機会を増やす目的もあり、お出かけパスを始めたが、マイレージとは制度の趣が違うと思っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご感想、ご意見はこちらまで❗
facebookアカウント
https://www.facebook.com/haruki.nakamura.58958
twitterアカウント
https://twitter.com/nakamuraharuki1?s=03
ご相談、ご連絡はこちらまで↓
大東市議会議員 中村はるき
「政治に未来の声を。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー