私が最も興味があるといってよい公民連携事業の手段レパートリーの内の2つ。

「民の発想で豊かなサービスを」。良い言葉です(^_-)-☆

私が最も興味があるといってよい公民連携事業の戦術・手段の一つ。昨日に続き第2弾。

 

流れ星我孫子市とは⁉

星人口~132,715人

星面積~43.19㎢

手賀沼で有名な市です。他の自治体と同様、昭和40年代からベッドタウン(東京まで約1時間)として発展した市。

 

流れ星制度のなぜ…

度々書いていることではありますが、人口減少や少子高齢化が進み、財政的制約が喫緊の課題な中、全ての公共サービスを行政が提供・維持するのが、困難な時代です。

公共サービスに求めるニーズも多様化しており、それらの担い手不足が深刻化しています。

我孫子市の場合は、元々市民運動が活発だったこと、団塊の世代の大量退職が始まること、平成20年度から職員の大量退職が始まったことから、民と官が対等な立場で公共を担う仕組みづくりを急ぎ、官の発想による委託化から、民の提案に基づく委託・民営化への転換を図るためにこの制度を当時の市長によるトップダウンで開始しました。

 

流れ星「提案型公共サービス民営化制度」スキーム

市が持っている全事務事業を公開し、提案を募る。

2名以上で構成する特別委員会が評価を行う。(学識経験者3名で構成)

市総務が担当課や提案業者とヒアリングを行い、協議していく。

予算獲得ができれば、随意契約により成立。

 

流れ星ポイント

星コスト削減が至上主義ではなく、たとえ高くなっても行政サービスの向上に最も重きをおいている。⇒市が実施するより市民にプラスなら委託・民営化

星コストに重きをおいていないので、まず市が行う従来事業とは違う独創性を示して欲しい

星実績を評価点に加えていない⇒常に競争があるということ

星職員の意識改革の醸成に繋がる⇒実は大事

 

流れ星質疑応答

質疑)良い制度だと思いますが、(全国に)中々広がらないのはなぜだと思いますか?

応答)最終的に随意契約に至るということではないか。議会においても市内にお金が落ちない、随意契約は反対だ、財政からは以前より高くなっているとかといった指摘があります。

いずれにしろ最も大きな障害は身内ではないか。

 

質疑)提案が多いか少ないかはわからないが、提案を広げるためにNPOや企業に意向を聞かれたりはしましたか。

応答)こんなのはあるということは一年に一度回る時にヒアリングやPRを行っています。

NPOに関しては市の仕事を取るためには業務に従事することが必要。

そういった事業に人を回す余裕がないことが多い。そうした団体の高齢化が進み、人手不足、担い手不足、継承者がいない等が課題。

 

質疑)コストも勿論重要だと思うが、コストを除外する場合、これだけ便利になったという市民サービスの向上を定量的に示すことが必要で、モニタリングが難しいのではと感じるが、どう図るのか。

応答)アンケートで図るのは勿論だが、それは従来の事業と同じ。

民にオープンしてPDCAを図るということ、財政でもう一度図る、再度契約時に図るというのを従来と同じく担当課がモニタリングしている。

 

(明日へ続く…)

視察の合間に寄った手賀沼は本当に綺麗でした!
 

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大東市議会議員 中村はるき
「政治に未来の声を。」 

 

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