PFIというのはPPP(官民連携)の一種で、難しい言葉で言うと、民間資金を活用した社会資本の整備のこと。

簡単言えば、民間資金、民間のノウハウで社会資本(公共施設等)を建てること。
リスクを民間に移転出来る側面があることから急速に拡がっている制度です。
しかし、この制度は私は非常に懐疑的に思っています。

一番に疑問に思っているのは、不透明さ(見えにくさ)。リスクを移転出来るということは、何か問題が起きた時、まちづくり会社のせいでしょと出来ることです。
具体例を上げると、PFIで庁舎を建てるとします。その時にまちづくり会社の建設セクターが破綻で指名停止になったとします。
もし、役所単独で建てても大問題になるのにまちづくり会社が責任を負い、建てる問題でしょと責任の所在が曖昧に出来るんです。スキームとして、問題はないけれど究極的には行政が責任を負う。
リスクをいかに明確化し、見える化できるか。

また、リスクやアウトカム(成果)の見えにくさも問題です。
今までは公共施設を建てることが目的のアウトカム(成果)達成で終了です。
しかし、PFIを活用するということは、行政には従来と違うことを証明する責任があります。
それは従来より安くなるというコスト的観点が分かりやすいですが、その評価指標すら制度の歴史が浅く、十分な検証が出来ていない側面があります。
実はPEI、PPP先進国のイギリスでは失敗事例が多いわけですが…大泣きうさぎ
日本でも失敗事例はありますショックなうさぎ

公共施設と言うのは、建設費用の多くを起債(借金)の発行に依存しています。
将来価値の算定や契約で長期のペイバック・ピリオド(投資回収期間)を始めとした負の側面、銀行査定に依存したデッド・ファイナンス(利子を始めとした負の金融)の想定が甘い面があります。

若い世代として20年後30年後に将来にツケが回る結果にならないか?
しっかり審議していますカナヘイピスケ



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大東市議会議員 中村はるき
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