『目的意識を常に明確に持ち、その目的に沿って正確に物事を推し進める姿勢が必要だ。』
上記の言葉は私の尊敬する政治家、後藤田正晴さんの著書からです。
この言葉からは、国民の利益こそ政治活動の目的のはずなのに、選挙が政治活動の目的になっている政治家が多すぎ、後藤田正晴さんのように政治家の役割とは?役人の役割とは?といった目的意識、存在意義を常に自問し続けている政治家や役人はどれほどいるだろう?という疑問が沸いてきます。

選挙前に挨拶回りを加速させる。
選挙から逆算して駅に立つ。
選挙前にビラを加速させる。
当たり前といえば当たり前ですが、それが選挙目的となっていないと断言できる人がどれだけいるだろうか??
3月議会では、なぜそもそもという原則論と目的論に立った質問に立とうと思います。政治家一周年として気合いを入れ直し、調査研究を加速させます気合いピスケ

『政治の本質は調整である。
政治は真実や正義を実現するというより、国民の利益の最大公約数を求める、ということができる。
これに対して役人は、ある面での合理性を追求する。
この点が、政治家と役人の考え方の違いである。だからこそ、それぞれが役割分担することの意味がある。』

『政治家というのはわりあいに広い考えを持っている。それに対して役人は専門知識は豊富でかつ深い。
しかしながら、視野は決して深いとはいえない。
役所の窓からしか見ていない。
その代わり、役人は政治家が判断する基礎となる情報や資料を抱えている。
逆に政治家は、現実問題としては、政策を創造するのに必要なだけの情報や資料を持っていないのである。
全て役人が握っている。
そういう状況を前提として、政治家と役人の役割分担をどうするかというと、役人は政治家のスタッフの役割を果たすことになる。
政策立案に必要な材料を持っているからには、その義務があるともいえるのではないだろうか。
政策を決めるのは、あくまで政治家である。国民が政策作りを委託したのは役人ではなく政治家なのである。
それが民主主義の基本だ。』

『役人は、法律の施行において中立でなければいけない。
日本は法治の国であり、その法律を使うのが役人である。作るのは役人ではない。
中立を守るために政治に任せるのが心配なら、政治に対して選択肢を提供すればよい。あとは政治による判断である。
その判断まで自分たちでなければいけないとは、思い上がりというべきだろう。』

『現代は情報洪水だから情報の取捨選択が難しいといわれる。
しかし、私の場合は、結論だけを求めている。
その結論に至る情報の積み上げは、それぞれの情報源が最も正確になし得ることで、それを信頼しているのである。』

『即断即決には何が必要か。
いうまでもなく情報収集と的確な分析である。それが最も大事である。』

『役人は役所の目的を忘れるな。
その目的に沿って、活動の手法を決めるのである。』

『基本は国民への信頼である。』


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大東市議会議員 中村はるき
「政治に未来の声を。」
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参考文献:「政と官」後藤田正晴著(講談社刊)