【作詞家・ちあき哲也さんの生きざま】 | 森春樹のブログ

森春樹のブログ

何気ない日々の記録から。思ったこと、気づいたこと。

昭和を代表する作詞家の一人ともいえる方が
亡くなった。

ちあき哲也さん。
謹んでお悔やみ申し上げます。

さまざまなジャンルで活躍されていた。

以下、日刊スポーツの記事を引用する。


作詞家ちあき哲也(てつや)さん(本名・小林千明=
こばやし・ちあき)が10日午前、都内の病院で
死去していたことが21日、分かった。胆管がんを
患って闘病していたが、直接の死因は不明。66歳。
神奈川県出身。葬儀は14日に親族による密葬で
すませている。後日「お別れの会」を開く予定。
 前所属事務所のホームページや関係者によると、
関東学院大在学中にレコード店で働き、多くのジャンル
の音楽を聴くようになった。72年、松崎しげるが歌唱
したチョコレートのCMソング「黄色い麦わら帽子」の
作詞を手掛け、作詞家の道を歩み始めた。その後、
作曲家筒美京平氏と組んだ「飛んでイスタンブール」
(庄野真代)が大ヒットした。

 矢沢永吉の「YES MY LOVE」「ミスティ」、
五十嵐浩晃「ペガサスの朝」、少年隊「仮面舞踏会」、
近藤真彦「ヨイショ!」、美空ひばり「みれん酒」、
すぎもとまさと「吾亦紅」など、ジャンルにとらわれ
ない多くのヒット曲を作詞した。
 生涯独身を貫き、酒を酌み交わしながら、穏やかな
語り口で曲作りの議論をすることが好きだった。


[2015年5月21日19時12分 日刊スポーツwebより]


僕がちあきさんのことを知ったのは
矢沢永吉さんのこの曲。
し・ん・く/EMI MUSIC JAPAN INC.

¥価格不明
Amazon.co.jp

もちろん、「YES MY LOVE」「ミスティ」も
いい曲だと思うのだが、自分としてはこの曲に
惹かれるのだ。
なぜだろう?なんとなく?
昨日のブログ記事じゃないけど、ときめいたのかも(笑)。

彼の作詞家としての主義や思想について興味深い
記事が。
以下一部引用する。

矢沢永吉さんとのレコーディング、秘話など

双子座の真骨頂。ぼくがもうひとりのぼくを楽しむ
時間です。当人は矢沢さんが歌っていらっしゃる
オトコ像をかけ離れて、ヤワ~に生きていますので、
生き損なったもうひとりの自分を、思い切り楽しんで
書けます。それを彼があのセクシーな声と解釈で、
想像の数百倍も膨らませて「形」にしてくださるの
ですから、こんな恵まれた作家もそうはいない、と
感謝あるのみです(以下略)。


(Uta-Net 言葉の達人~第3回「ちあき哲也」より)



作詞という活動を通して、もう一人の自分を楽しむ。
普段の自分(ヤワ~な男)から、永ちゃんのように
漢気あふれるもう一人の自分へ。

チャンネルを切り替えると、いつもと違う自分に
なれる。
そんな場所や時間、きっかけがあるとちょっと元気が
ないとか、疲れちゃった・・・といった自分を忘れて、
その世界を楽しめる。

そして元気を取り戻したら、また明日から頑張れば
いいのだ。
ちあきさんはそうはいっても「シゴト」なので、
苦労もあったかと思うが。

趣味、サークル・クラブ活動、ボランティア、
勉強会、ラジオパーソナリティ(?)なんでもいい、

今日のサプリは

「もう一人の自分を
演じてみよう」


(ちなみに心理学用語では、ペルソナ(仮面)という)